大谷翔平の満塁弾も活かせぬ“なおエ” 守護神炎上の苦しい敗戦に米記者も嘆き「トリプルプレーも出た。それでも負けた」
満塁弾を含むマルチ安打で見せ場を作った大谷。しかし、彼の出色の働きをエンゼルスは生かせなかった。(C)Getty Images
エンゼルスは、ふたたび勝負弱さを露呈した。現地8月18日に本拠地で行われたレイズ戦で6-9と敗戦。これで8月に入ってから12敗目を喫し、悲願のポストシーズン進出から後退する形となった。
【動画】大谷翔平、圧巻のパワー!43号アーチは球場騒然の満塁弾をチェック
流れは悪くなかった。1-1で迎えた2回に大谷翔平の43号満塁ホームランで勝ち越しに成功。さらに勝ち越されて迎えた7回にはブランドン・ドゥルーリーが同点タイムリーを放ち、アメリカン・リーグ東地区で首位争いを展開する難敵に必死に食らいついていた。
だが、良い流れを勝利に結びつけられないのが近年のエンゼルスだ。6-6で迎えた10回表に守護神のカルロス・エステベスが打ち込まれて3点を献上。直後の攻撃も無得点に終わり、あっけなく競り負けたのである。
9回裏に1死一、二塁というサヨナラ勝利の絶好機で空振り三振に終わった大谷にも少なからず非はある。がしかし、彼が放った満塁弾を活かせなかった投手陣の“崩壊”がやはり手痛い。とりわけ9回から今季自己最高となる43球を投じた守護神の炎上は、翌日のダブルヘッダーで起用しにくくなった面を考えても痛恨だ。
無論、一気呵成の攻撃を結果に結びつけたレイズの集中力は称えるべきである。しかし、“なおエ”(「なおエンゼルスは試合に敗れた」を略したネットミーム)で敗れたエンゼルスのちぐはぐな戦いぶりには、もどかしさを感じざるを得ない。それは現地記者も同様である。
以前からエンゼルスを追い、MLB公式サイトなどで執筆するブレント・マグワイア記者は、自身のX(旧ツイッター)で「どうかしてる試合だ」とバッサリ。そして「今日はショウヘイ・オオタニがキャリア2本目の満塁弾を放ち、1997年以来のトリプルプレーも飛び出した。それでも6-9でエンゼルスは負けた。このチームは本当に自分たちで道を切り開けない」と嘆いた。
ワイルドカード争いでも、プレーオフ圏内から7.5ゲーム差となったエンゼルス。8年ぶりのポストシーズン進出から遠のくチームが置かれる状況は、ますます厳しいものになっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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