F1技術解説2018年シーズン前半総括(2):気温によって性能が変化する特殊保護材
2018年シーズンは折り返し点を過ぎ、サマーブレイクも終わりに近づいている。後半戦突入を前に、前半戦で撮影した普段あまり見たことのない写真をもとに、各チームのマシンアップデートや、基本的な技術レギュレーションのおさらいをしてみよう。
■ドライバーを保護する衝撃吸収用保護材の基礎知識
F1技術レギュレーション第14条6項は、ドライバーの頭部を保護するために周囲3カ所に保護材の装着を義務付けている。そして緊急の際には、それらはひとつのパーツとしてコクピットから外れなければならない。
『コンフォールCF42』と呼ばれるこの特殊保護材は、気温の上下によって性能が変化する。そのため気温30℃以上の場合は青色の保護材、それ以下の場合はピンクの保護材を使うと定められている(写真参照)。
各チームは同じ保護材を、両足の保護にも使っている(写真参照)。使用の際には、コクピット内部に滑り込ませるように装着する。
だんだんと目に馴染んできたコクピット保護システム『ハロ』
2018年シーズンから導入されたハロは、開幕当初こそファンたちから非難を浴びたが、少しずつその声も収まってきた。もはやまったく気にならない、というのは言い過ぎだとしても、かなり馴染んできたのではないだろうか。
ハロは現在、FIAから認証された独英伊の3メーカーが製造し、各チームはそのうちのどこから購入してもかまわない。値段は1個、15000ユーロ(約195万円)。車体への取り付けは、チームが責任を持って行う。
■じつはパルクフェルメ中でもできることがある
パルクフェルメに保管されたマシンには、いっさい手を触れてはいけないと思いがちである。しかしこれには、いくつかの例外が許されている。たとえばここでザウバーのシャルル・ルクレール車に対して行われているような、外から視認できるようなチューブを使ったオイル交換は許可されている。
「ただしパーツ交換は、原則禁止だ」と、フォース・インディアのチーフエンジニア、トム・マクロフは言う。
「もし走行中に破損したパーツがあった場合は、FIAに許可を申請して、全く同じ(仕様の)パーツに交換する。一方で、液体類の出し入れは、比較的自由だ。ブレーキオイルのエア抜きや、燃料補給、オイル交換などはまったく問題なく作業できる」
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