【湘南vsFC東京プレビュー】“紙一重”の敗戦続く湘南は辛抱強く戦えるか…公式戦4連敗のFC東京は正念場の一戦
サッカーキング2018年8月24日(金)18時5分
現在3連敗中の湘南ではあるが、相手を押し込む試合も多い。紙一重の差で続く敗戦を断ち切れるか [写真]=Getty Images
■湘南ベルマーレ FC東京戦は2勝2分8敗、過去のデータを覆せるか
【プラス材料】
たとえば相手以上にゴールに迫った第21節・横浜FM戦のように、あるいは立ち上がりからゲームの主導権を奪い、流れをそのままに先取した第22節・仙台戦のように、湘南らしい攻撃的な戦いぶりは内容に示されている。
前節の神戸戦も然りだ。枠を捉えきれず、無得点に終わったものの、相手を凌駕するだけのチャンスをつくり、シュートも重ねた。0-2で敗れ、今季2度目の3連敗を刻んだが、結果は紙一重の感が強い。
川崎と対戦した天皇杯4回戦は、先制するも逆転負けを喫した。だが結果には届かなかったものの、小川慶治朗が加入後初めてフル出場し、初ゴールをマークするなど、この日出場したメンバーのパフォーマンスはリーグ戦にもつながるに違いない。
【マイナス材料】
前節は神戸をホームに迎え、0-2で敗れた。これで第21節・横浜FM戦、第22節・仙台戦を含め、3連敗となった。
ピッチ上の現象を見ると、ミスから相手にボールが渡り、失点につながっている。ここ2試合続いている複数失点も気になるところだ。一方、攻撃ではチャンスをつくりながらも決め切れない場面が少なくない。ゲームの内容自体は悪くないだけに、相手の時間帯は辛抱強く守り、攻めては精度を高めることが求められる。
ホーム連戦となる今節はFC東京を迎える。前期の対戦ではD・オリヴェイラの一撃に沈み、0-1で敗れた。通算対戦成績は2勝2分8敗、ホームでは1勝1分4敗と湘南が負け越している。相性は芳しくないが、過去のデータを覆せるか。
文:隈元大吾
■FC東京 天皇杯を欠場のリンスはリーグ戦に照準
【プラス材料】
リーグ前節で今季初の3連敗を喫し、続く天皇杯ではJ2の山形にPK戦の末、敗れた。精神的なショックも大きく、なかなかプラス材料を見出すことができないのが現状だ。
その中でもD・オリヴェイラは、個の力でも、コンビネーションプレーでも相手に脅威を与え続けている。エースとしての働きを見せている。また前田遼一がけがから復帰。リンスも、天皇杯はすでに前所属の甲府で出場していたため登録できなかったが、リーグ戦に照準を合わせて準備ができ、攻撃陣の駒がようやく揃ってきたのは明るい材料か。
湘南は今季リーグ戦で初勝利をつかんだ相手。相性は悪くなく、そのデータもプラスとしたいところだ。公式戦アウェイゲーム3連戦のラストとなる今節、悪い流れを断ち切ることができるのか。正念場の一戦だ。
【マイナス材料】
2点を先行しながら、逆転負けを喫したリーグ札幌戦に続き、天皇杯・山形戦でも先制点を奪いながら直後に追いつかれた。そこから延長+PK戦までを戦い、疲労と消耗だけが残る形となった。
好調時は「先制できれば勝てる」という雰囲気や一体感、何より守備の固さがあったが、その「先行逃げ切り」の戦い方ができなくなっていることが気掛かりだ。
決定力不足は依然解消できず、抱え続ける課題だが、そこは一朝一夕に解決されるものではないかもしれない。苦況の時には、「(ゴールを)取れない時には、取られない」という原則に立ち返り、もう一度、個々の出足の早さやプレスの厳しさ、守備の連動性について、見直さなければならないだろう。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
たとえば相手以上にゴールに迫った第21節・横浜FM戦のように、あるいは立ち上がりからゲームの主導権を奪い、流れをそのままに先取した第22節・仙台戦のように、湘南らしい攻撃的な戦いぶりは内容に示されている。
前節の神戸戦も然りだ。枠を捉えきれず、無得点に終わったものの、相手を凌駕するだけのチャンスをつくり、シュートも重ねた。0-2で敗れ、今季2度目の3連敗を刻んだが、結果は紙一重の感が強い。
川崎と対戦した天皇杯4回戦は、先制するも逆転負けを喫した。だが結果には届かなかったものの、小川慶治朗が加入後初めてフル出場し、初ゴールをマークするなど、この日出場したメンバーのパフォーマンスはリーグ戦にもつながるに違いない。
【マイナス材料】
前節は神戸をホームに迎え、0-2で敗れた。これで第21節・横浜FM戦、第22節・仙台戦を含め、3連敗となった。
ピッチ上の現象を見ると、ミスから相手にボールが渡り、失点につながっている。ここ2試合続いている複数失点も気になるところだ。一方、攻撃ではチャンスをつくりながらも決め切れない場面が少なくない。ゲームの内容自体は悪くないだけに、相手の時間帯は辛抱強く守り、攻めては精度を高めることが求められる。
ホーム連戦となる今節はFC東京を迎える。前期の対戦ではD・オリヴェイラの一撃に沈み、0-1で敗れた。通算対戦成績は2勝2分8敗、ホームでは1勝1分4敗と湘南が負け越している。相性は芳しくないが、過去のデータを覆せるか。
文:隈元大吾
■FC東京 天皇杯を欠場のリンスはリーグ戦に照準
【プラス材料】
リーグ前節で今季初の3連敗を喫し、続く天皇杯ではJ2の山形にPK戦の末、敗れた。精神的なショックも大きく、なかなかプラス材料を見出すことができないのが現状だ。
その中でもD・オリヴェイラは、個の力でも、コンビネーションプレーでも相手に脅威を与え続けている。エースとしての働きを見せている。また前田遼一がけがから復帰。リンスも、天皇杯はすでに前所属の甲府で出場していたため登録できなかったが、リーグ戦に照準を合わせて準備ができ、攻撃陣の駒がようやく揃ってきたのは明るい材料か。
湘南は今季リーグ戦で初勝利をつかんだ相手。相性は悪くなく、そのデータもプラスとしたいところだ。公式戦アウェイゲーム3連戦のラストとなる今節、悪い流れを断ち切ることができるのか。正念場の一戦だ。
【マイナス材料】
2点を先行しながら、逆転負けを喫したリーグ札幌戦に続き、天皇杯・山形戦でも先制点を奪いながら直後に追いつかれた。そこから延長+PK戦までを戦い、疲労と消耗だけが残る形となった。
好調時は「先制できれば勝てる」という雰囲気や一体感、何より守備の固さがあったが、その「先行逃げ切り」の戦い方ができなくなっていることが気掛かりだ。
決定力不足は依然解消できず、抱え続ける課題だが、そこは一朝一夕に解決されるものではないかもしれない。苦況の時には、「(ゴールを)取れない時には、取られない」という原則に立ち返り、もう一度、個々の出足の早さやプレスの厳しさ、守備の連動性について、見直さなければならないだろう。
文:totoONE編集部
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