開幕3連勝をかけた大一番! リヴァプール対アーセナルについて知っておきたい7つのこと
サッカーキング2019年8月24日(土)16時0分
24日に行われるプレミアリーグ第3節ではリヴァプールがホームにアーセナルを迎える。開幕2連勝スタートを切った両チームによる注目の直接対決を前に、知っておきたい7つのポイントを紹介する。
■アーセナルはクロップが苦手
プレミアリーグ創設年から在籍する両チームが同リーグで対戦するのは55回目。過去の成績はリヴァプールの20勝、アーセナルの15勝、そして引き分けが19回と、リヴァプールが若干上回る。近年の対戦成績でもアーセナルは分が悪く、リヴァプールから最後に勝利を収めたのは、2015年4月のこと。以降8試合連続で勝ち星がなく、ユルゲン・クロップ体制のリヴァプールには一度も勝てていない。昨年12月に行われた前回対戦でも1-5の大敗を喫しており、アーセナルのウナイ・エメリ監督は今回の一戦を前にして「リヴァプールとは二度と対戦したくない」と、ジョークを飛ばしたほどだ。
■監督対決は互角
エメリ監督の発言があくまで“ジョーク”だったのは、クロップ監督との相性が悪いわけではないからだろう。2015-16シーズンには、クロップ監督率いるリヴァプールとヨーロッパリーグ決勝の舞台で対戦。当時セビージャを率いていたエメリ監督は3-1の勝利を収めて、大会3連覇を成し遂げた。昨シーズンのプレミアリーグでの対戦を含めると、両指揮官は互いに1勝1分け1敗と全くのイーブン。それだけに彼らにとっても、意地とプライドをかけた90分になるはずだ。
■ゴールラッシュが期待できる一戦
「プレミアリーグで最もゴールが期待できる試合」と言えば、この対戦だ。過去54試合でリヴァプールが87得点、アーセナルが68得点を記録しており、その合計数は「155」。1試合平均2.9ゴールが生まれている。さらにクロップ監督就任後の7試合に限れば、リヴァプールが23得点、アーセナルが12得点で、計35得点、1試合平均5ゴールが飛び交う乱戦となっている。また、これまでに6度のハットトリックが記録されており、プレミアリーグ史上最多記録。前回対戦時もロベルト・フィルミーノが3ゴールを叩き出した。なお同選手はホームでのアーセナル戦では、これまでに出場した全4試合で得点をマーク。今回も“アーセナル・キラー”ぶりを発揮することになるだろうか。
■昨季の得点王が勢ぞろい
今回の一戦では、プレミアリーグ得点王がそろい踏み。リヴァプールのモハメド・サラーとサディオ・マネ、そしてアーセナルのピエール・エメリク・オーバメヤンは22得点を挙げて、昨シーズンの得点王の座を分け合った。彼らは今シーズンもすでに得点を挙げており、直接対決でのゴールに期待がかかる。ただし、オーバメヤンは“ビッグ6”との対戦を苦手としている。過去プレミアリーグで出場した13試合で3得点、リヴァプール戦に至ってはノーゴールだ。対照的に、サラーとマネはアーセナルを得意としている。マネはリヴァプール加入後の6試合で4得点1アシスト、サラーはチェルシー時代も含め、5試合で4得点2アシストと結果を残している。
■首位攻防戦
今シーズンのプレミアリーグで開幕2連勝を飾ったのは、リヴァプールとアーセナルの2チームだけ。現在は得失点差でリヴァプールが首位だが、白星を手にしたチームは単独首位に躍り出る。なお、リヴァプールは昨シーズンから数えてリーグ戦11連勝中。クラブレコードを更新中なのに対して、アーセナルが最後に開幕3連勝を飾ったのは15年も前のことになる。ただ、オープンな展開になれば勝負はどう転ぶか分からない。“首位攻防戦”らしい見応えのある一戦を期待したい。
■魅惑のカルテットで勝負!?
3年連続でチャンピオンズリーグ出場権を逃したアーセナルは、今夏の移籍市場で大型補強を敢行。最終ラインにキーラン・ティアニーとダヴィド・ルイス、中盤にダニ・セバージョス、そして前線にニコラ・ペペ、ガブリエウ・マルティネッリと、各ポジションに即戦力を迎え入れた。すると前節のバーンリー戦では、ローン加入中のセバージョスが移籍後初先発を果たして2アシストの大活躍。“マン・オブ・ザ・マッチ”に選出され、「完全移籍で獲得してほしい」と声を挙げるファンが早くも現れたという。またエメリ監督は、開幕2試合連続で途中出場だったペペの先発起用を示唆。アレクサンドル・ラカゼット、オーバメヤン、ペペの3トップにセバージョスを加えた魅惑のカルテットで大勝負に挑むかもしれない。
■予想オッズは?
イギリス大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』は日本時間23日正午現在、リヴァプールの勝利に「1.47倍」、アーセナルの勝利に「6.5倍」、ドローに「4.75倍」というオッズを付け、ホームのリヴァプール優位を予想している。過去のデータを紐解いても、アーセナルはアンフィールドでのリーグ戦は6勝8分け13敗と大きく負け越しており、最後の勝利は2012年9月まで遡らなければならない。とはいえ、アーセナルは次節、ホームでトッテナムとの“ノース・ロンドン・ダービー”を控えている。欧州王者を相手に結果を残して、宿敵との大一番に臨みたいところだろう。果たして、前評判を覆すことはできるか、要注目だ。
(記事/Footmedia)
■アーセナルはクロップが苦手
プレミアリーグ創設年から在籍する両チームが同リーグで対戦するのは55回目。過去の成績はリヴァプールの20勝、アーセナルの15勝、そして引き分けが19回と、リヴァプールが若干上回る。近年の対戦成績でもアーセナルは分が悪く、リヴァプールから最後に勝利を収めたのは、2015年4月のこと。以降8試合連続で勝ち星がなく、ユルゲン・クロップ体制のリヴァプールには一度も勝てていない。昨年12月に行われた前回対戦でも1-5の大敗を喫しており、アーセナルのウナイ・エメリ監督は今回の一戦を前にして「リヴァプールとは二度と対戦したくない」と、ジョークを飛ばしたほどだ。
■監督対決は互角
エメリ監督の発言があくまで“ジョーク”だったのは、クロップ監督との相性が悪いわけではないからだろう。2015-16シーズンには、クロップ監督率いるリヴァプールとヨーロッパリーグ決勝の舞台で対戦。当時セビージャを率いていたエメリ監督は3-1の勝利を収めて、大会3連覇を成し遂げた。昨シーズンのプレミアリーグでの対戦を含めると、両指揮官は互いに1勝1分け1敗と全くのイーブン。それだけに彼らにとっても、意地とプライドをかけた90分になるはずだ。
■ゴールラッシュが期待できる一戦
「プレミアリーグで最もゴールが期待できる試合」と言えば、この対戦だ。過去54試合でリヴァプールが87得点、アーセナルが68得点を記録しており、その合計数は「155」。1試合平均2.9ゴールが生まれている。さらにクロップ監督就任後の7試合に限れば、リヴァプールが23得点、アーセナルが12得点で、計35得点、1試合平均5ゴールが飛び交う乱戦となっている。また、これまでに6度のハットトリックが記録されており、プレミアリーグ史上最多記録。前回対戦時もロベルト・フィルミーノが3ゴールを叩き出した。なお同選手はホームでのアーセナル戦では、これまでに出場した全4試合で得点をマーク。今回も“アーセナル・キラー”ぶりを発揮することになるだろうか。
■昨季の得点王が勢ぞろい
今回の一戦では、プレミアリーグ得点王がそろい踏み。リヴァプールのモハメド・サラーとサディオ・マネ、そしてアーセナルのピエール・エメリク・オーバメヤンは22得点を挙げて、昨シーズンの得点王の座を分け合った。彼らは今シーズンもすでに得点を挙げており、直接対決でのゴールに期待がかかる。ただし、オーバメヤンは“ビッグ6”との対戦を苦手としている。過去プレミアリーグで出場した13試合で3得点、リヴァプール戦に至ってはノーゴールだ。対照的に、サラーとマネはアーセナルを得意としている。マネはリヴァプール加入後の6試合で4得点1アシスト、サラーはチェルシー時代も含め、5試合で4得点2アシストと結果を残している。
■首位攻防戦
今シーズンのプレミアリーグで開幕2連勝を飾ったのは、リヴァプールとアーセナルの2チームだけ。現在は得失点差でリヴァプールが首位だが、白星を手にしたチームは単独首位に躍り出る。なお、リヴァプールは昨シーズンから数えてリーグ戦11連勝中。クラブレコードを更新中なのに対して、アーセナルが最後に開幕3連勝を飾ったのは15年も前のことになる。ただ、オープンな展開になれば勝負はどう転ぶか分からない。“首位攻防戦”らしい見応えのある一戦を期待したい。
■魅惑のカルテットで勝負!?
3年連続でチャンピオンズリーグ出場権を逃したアーセナルは、今夏の移籍市場で大型補強を敢行。最終ラインにキーラン・ティアニーとダヴィド・ルイス、中盤にダニ・セバージョス、そして前線にニコラ・ペペ、ガブリエウ・マルティネッリと、各ポジションに即戦力を迎え入れた。すると前節のバーンリー戦では、ローン加入中のセバージョスが移籍後初先発を果たして2アシストの大活躍。“マン・オブ・ザ・マッチ”に選出され、「完全移籍で獲得してほしい」と声を挙げるファンが早くも現れたという。またエメリ監督は、開幕2試合連続で途中出場だったペペの先発起用を示唆。アレクサンドル・ラカゼット、オーバメヤン、ペペの3トップにセバージョスを加えた魅惑のカルテットで大勝負に挑むかもしれない。
■予想オッズは?
イギリス大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』は日本時間23日正午現在、リヴァプールの勝利に「1.47倍」、アーセナルの勝利に「6.5倍」、ドローに「4.75倍」というオッズを付け、ホームのリヴァプール優位を予想している。過去のデータを紐解いても、アーセナルはアンフィールドでのリーグ戦は6勝8分け13敗と大きく負け越しており、最後の勝利は2012年9月まで遡らなければならない。とはいえ、アーセナルは次節、ホームでトッテナムとの“ノース・ロンドン・ダービー”を控えている。欧州王者を相手に結果を残して、宿敵との大一番に臨みたいところだろう。果たして、前評判を覆すことはできるか、要注目だ。
(記事/Footmedia)
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