止まらぬジャッジ、6戦6発目の28号! 一方で8月15敗と大不振のヤンキースには批判の声「打者が好調な時は、投手は不調」
本塁打王争いでも2位ロベルトを猛追するジャッジ。その好調さに賛辞が相次いだ。(C)Getty Images
怪物スラッガーが止まらない。
現地8月24日に本拠地で行われたナショナルズ戦で、ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジは、今季28号となるソロホームランをマーク。今年6月に右足親指の靭帯断裂をし、長期離脱を余儀なくされていた31歳だが、7月末に戦線に復帰。ここにきて6戦6発と量産態勢に入った。
【動画】再び量産態勢だ! ジャッジが弾丸ライナーで打ち込んだ28号をチェック
この日も完璧な一発だった。前日に1試合3発の離れ業をやってのけたジャッジは、その勢いのままに初回から魅せた。第1打席で相手先発左腕パトリック・コービンが初球に投じた90.8マイル(約146.1キロ)の4シームを強振。速度109.9マイル(約176.8キロ)で放たれた打球は、弾丸ライナーとなってバックスクリーン右に着弾。手応え十分の当たりに本人も満面の笑みを浮かべてダイヤモンドを一周した。
過去5打席で4発目となったジャッジ。大谷翔平(エンゼルス)が44ホーマーで独走態勢にあるアメリカン・リーグの本塁打王争いでも、2位のルイス・ロベルト(ホワイトソックス)に5本差と迫っている。
まさしく絶好調のスラッガーを地元メディアは絶賛する。地元紙『New York Post』は「ジャッジは打ち続けている」と強調し、「今のヤンキースに唯一刺激を与えられるのは、昨年に62本塁打を放った男だけだ」と断言。その絶好調ぶりを称えた。
もっとも、チームはこの日も逆転負けを喫し、借金生活が続いている。8月に入ってからは6勝15敗と大幅に負け越しており、ポストシーズン進出争いはおろか、30年間も続いていたレギュラーシーズンの勝ち越し記録も止まる可能性すらある。
主砲の本塁打量産がチーム勝利に結びつかない状況はやはり厳しい。『New York Post』は、「打者が好調なときほど、投手は不調だ。希望が見えてきた時ほど、フラストレーションが付きまとう」と、援護点を守り切れない投手陣への苛立ちを露わにした。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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