怪我の懸念を吹き飛ばすハツラツさ 大谷翔平の全力プレーにMLB公式も感嘆「メッツ・ファンからも拍手が起きた」
千賀との真っ向勝負で痛烈な二塁打を放った大谷。そのパフォーマンスには敵地のファンも脱帽した。(C)Getty Images
現地8月25日、大谷翔平(エンゼルス)は敵地でのメッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場。3回の第2打席では先制点の足掛かりとなるライトへの二塁打を記録。2打数1安打3四球(1申告敬遠)と4度の出塁でチームの勝利(3-1)に貢献した。
今月23日に判明した右肘側副靭帯損傷により、今季の残り試合での登板を見送る運びとなった大谷。しかし、怪我が打撃に影響がないと知った彼はこの日も打席に立った。そして、注目を集めたメッツの先発である千賀滉大とのメジャー初対決で痛烈な二塁打を放てば、9回の攻撃時には2死一、二塁の局面で申告敬遠により歩かされるという異例の場面も見られた。二刀流スターの貫録は随所に現れていた。
【動画】千賀滉大の「お化けフォーク」を粉砕!大谷翔平の弾丸二塁打をチェック
今なお、日米のファンの間でも大谷の右肘故障のショックが消えないなか、3試合連続での安打をマークするなど、打者としての脅威を示した大谷には、MLB公式サイトも注目。背番号17の打撃内容や球場の様子を伝えた。
まず、「ショウヘイ・オオタニの肘の故障という衝撃的なニュースにもかかわらず、エンゼルスと野球ファンには明るい兆しが見えている」とチームの勝利を報じた同サイトは、「オオタニが打席に立つたびにメッツ・ファンからも拍手を浴びていた。3回の“ロケット2塁打”は観客の注目を集めた」と、一挙手一投足に沸いた球場内の雰囲気も伝えている。
また、今後の大谷の治療についても言及し、「セカンドオピニオン次第」であるとしながら「オオタニにトミー・ジョン手術が必要なら、復帰の時期を早めるためにすぐに手術を受けることもできる」と指摘。そして、「このような特殊な状況にもかかわらず、エンゼルスにはロードマップがある」と2018年10月に大谷がトミー・ジョン手術を受け、無事に復帰を遂げた経験が活かされると見越している。
さらに同メディアは「(靱帯損傷の)診断にもかかわらず彼がまだプレーしており、すべてを通して前向きであり続けていることは、チームメイトにとって非常に意味のあることだ」と主張。そのうえで、エンゼルスの盟友であるパトリック・サンドバルの大谷に対するコメントを紹介した。
「彼はゲームを愛している。それは明らかだ。こんなつらいニュースにもかかわらず、彼はいまもプレーしている。彼がやっていることは、とても特別なことなんだ」
大谷以外でも多くの故障者のニュースが続くエンゼルス。しかし、4試合ぶりの勝利という結果に加え、何よりも懸念された背番号17のプレーによって、周囲が奮い立たされたのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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