次の2000安打は東北の主砲?最も近い巨人ベテラン2人の巻き返しも
浅村は28日時点で通算1814安打で、大台まであと186本に迫っている(C)CoCoKARAnext
中日の大島洋平が8月26日、DeNA戦の3回に石田健大から中前打を放ち、史上55人目となる通算2000安打を達成した。大学と社会人を経た選手では、古田敦也、宮本慎也、和田一浩に続いて4人目の快挙となった。
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地元で、両親ら家族が見守る前での達成。「やったーという感じ。正直ホッとしている」と笑顔で振り返った。この日は長女の誕生日。「僕も覚えやすい」と最高の一日を喜んだ。今年も12年連続で100安打以上を放っており、37歳を迎えた今でも衰えは見せていない。これを通過点として、まだまだ安打を積み重ねていきそうだ。
日本球界での2000安打達成は、昨年9月の西武・栗山巧以来。では、次にその金字塔を打ち立てて名球会入りを決めそうな打者は誰なのか。
8月28日現在、現役で最も近いのは巨人・中島宏之の1928安打であと72本に迫っている。もっとも今季は現時点で一軍出場は8試合のみで5安打にとどまっている。巨人移籍2年目の2020年には83安打したが、翌2021年は49安打、2022年は24安打と本数を減らしており、41歳という年齢からも節目の数字に到達できるのかは微妙となってきた。
次ぐのがヤクルト・青木宣親で1927安打。ただこちらはすでに6年前の2017年アストロズ時代に日米通算で2000安打を達成。名球会入りを果たしている。現在日米通算では2701安打。NPB2000安打とともに、それ以上に日米通算3000安打の大台を目指している。
NPBの数字に限れば次ぐ3番手が巨人の松田宣浩で1832安打しており、あと168安打になっている。ただしこちらも今季の一軍出場は中島と同じく8試合で、安打は1本だけ。2019年までは10年連続で100安打以上を積み重ねてきたが、2020年は90安打で翌2021年は83安打、2022年は20安打だった。中島より1学年下の40歳、不惑の熱男の巻き返しが期待される。
上にいる中島、松田の2人を抜いて、先に名球会入りしてもおかしくないのが楽天の4番・浅村栄斗だ。28日時点で通算1816安打で、名球会入りの大台まであと184本。まだ32歳と若く、今季もチームの全112試合に出場してパ・リーグ5位の114安打を放ち、21本塁打はリーグトップに立っている。
コンディション不良で6月21日からはDHでの出場が続いていたが、8月25日からは元気に二塁守備にも戻っている。2013年から11年連続で100安打以上しており、現在のペースならば2年後の2025年シーズン中には大台に到達しそうな勢いを見せている。
投手では楽天・田中将大とパドレス・ダルビッシュ有が名球会入りの条件となる通算200勝へ目前となっている。打者として最高の勲章ともいえる2000安打の誉れへ、大島に続くのは誰か。浅村が捲るのか、巨人のベテラン2人が意地の巻き返しを見せられるのか。なおその下には西武・中村剛也が1758安打、巨人・丸佳浩が1676安打、広島・秋山翔吾が日米通算1628安打、広島・菊池涼介が1579安打、巨人・中田翔が1520安打、ソフトバンク・柳田悠岐が1507安打となっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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