ヒュルケンベルグ12位「スリックでのステイアウトでチャンスを逃した」マグヌッセンは降格:ハース/F1第14戦決勝
2023年F1オランダGP決勝で、ハースのニコ・ヒュルケンベルグは12位、ケビン・マグヌッセンは16位という結果だった。
マグヌッセンは予選18番手だったが、パルクフェルメコンディション下でパワーユニットエレメントおよびギヤボックスコンポーネントの交換を行ったため、ピットレーンスタートとなった。また、マグヌッセンは、レース終盤のセーフティカー先導での走行中、前車とのギャップを10車身以上あけて走行、この規定違反により、レース後、5秒加算ペナルティが科された。そのため、暫定結果では14位だったマグヌッセンは16位に降格された。
■ニコ・ヒュルケンベルグ(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=12位(72周/72周)
14番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト→インターミディエイト→インターミディエイト
まさに激動のレースになったが、最後の5周はサバイバルモードで走るだけだった。
雨が降り始めた時に、スリックでのステイアウトを選んだのはバルテリ(・ボッタス)と僕の2人だけだったと思う。振り返ってみれば、あれは正しい判断ではなかったね。あの2〜3周でかなりのレースタイムを失い、結果としてチャンスを逃してしまった。その後はただできることをやるだけになった。ペースが相対的にどのくらいなのか分からなくて、自分のレースを走るだけだったんだ。認識できた範囲で言えば、中団グループでは悪くないペースだったと思うけど、もちろん上位に割って入れるほどではなかった。
今回は新しいフロントウイングについて多くのデータを収集できた。これからデータを分析して理解を深める必要があるし、その作業を通じてウイングを最適化したいと思っている。
■ケビン・マグヌッセン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=16位(72周/72周)
ピットレーンスタート/タイヤ:ソフト→インターミディエイト→ソフト→ミディアム→インターミディエイト→インターミディエイト
レース序盤は、あのコンディションの中でいい仕事をして、うまくマネージメントができていたと思う。確か一時は7位まで浮上したはずだ。その後、路面が乾いていき、セーフティカーが出たことも、僕らの助けにはならなかった。好判断で得たアドバンテージが、すべて失われてしまったからだ。結果として、7位からポイント圏外に転落したのは残念だ。
ただ、それにも増して悔しいのは、序盤の奮闘でトップ10まで行きながら、その位置にとどまれるだけのペースがなかったことだ。これからも努力を続けるよ。今日のところは、僕らが全力を尽くしていて、機会があればそれをつかみにいくという意志を示すことができた。ただ、もう少しペースが速くないとね。
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