ホンダ田辺TD「PU新規制に応じ通常と異なるプログラムを実施。未知の経験に向けモードを最適化」【F1第8戦金曜】
2020年F1イタリアGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=5番手/2=5番手、アレクサンダー・アルボンはフリー走行1=3番手/2=14番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトはフリー走行1=4番手/2=7番手、ピエール・ガスリーはフリー走行1=6番手/2=4番手という結果だった。
フェルスタッペンはFP1で1分21秒641、FP2で1分21秒228をマーク。FP1ではアスカリでスピンを喫し、フロントウイングにダメージを負うアクシデントがあった。自力でピットに戻ったフェルスタッペンは、修理の後、セッション終盤にコースに復帰することができた。FP2ではターン11で2回、トラックリミット違反でタイムを抹消されている。
アルボンはFP1で1分21秒500、FP2で1分21秒883を記録。FP1ではターン11で2回、FP2でもターン11で2回、トラックリミット違反でタイムを抹消された。
ガスリーはFP1で1分21秒667、FP2で1分21秒121をマークした。FP2セッション終盤、ダンパーの小さな問題が発覚したことで予定外のピットインをしている。FP1ではターン11で1回、トラックリミット違反でタイムを抹消された。
クビアトは、FP1で1分21秒555、FP2で1分21秒376を記録。FP1でピットレーンのスピード違反を犯し、定められた80km/hを1.1km/h超過したため、チームに200ユーロ(約25000円)の罰金が科された。
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日のイタリアGP初日は、FP1でのフェルスタッペン選手のコースアウトはあったのものの、PU(パワーユニット/エンジン)としては問題なく順調にプログラムを消化することができました。まだ初日とはいえ、特にホームレースとなるスクーデリア・アルファタウリは地元で2台がよいポジションにつけており、いい形でスタートが切れたと思います。
今週末から、予選と決勝で同一のPUモードを使用する規制が適用となるため、PUとして今日のプラクティスセッションはその設定確認のため若干通常と異なるプログラムで走行しました。今日集めたデータをもとに、ここから予選と決勝で使用するモードの詳細を煮詰め最適化を進めます。明日の予選以降は、我々にとってこれまで経験したことのない形での運用となります。パフォーマンスと信頼性のベストバランスを取りながら、週末を戦っていければと考えています。
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