セの新人王候補に巨人の22年ドラフト5位右腕が急浮上!苦労人・船迫大雅が輝く日
浅野は3日のヤクルト戦で4打数1安打。好プレーも見せた(C)産経新聞社
プロ野球のレギュラーシーズンもいよいよ大詰め。優勝争いとともに注目されるのは、タイトルを巡る争い。中でも新人王が誰になるのかは、野球ファンにとって大きな関心事でしょう。
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スポーツメディアの関係者は言います。
「パ・リーグは西武のドラフト1位・武内夏暉で決定的でしょう。国学院大からプロ入りしたサウスポーは、今季ここまで全て先発で17試合に登板し、7勝5敗と最下位に沈むチームの中で奮闘しています。防御率2.34も立派なもの。一方のセ・リーグはまだまだ流動的ですが、意外な男がここに来て浮上しているんです。2022年ドラフト5位で巨人に入団したサイド右腕、船迫大雅です」
そもそも一昨年のドラフト会議でその名が呼ばれた瞬間、野球ファンの多くが驚きを覚えた投手です。
「船迫は福島の強豪・聖光学院時代、3年夏の甲子園で8強入りして高校野球ファンから注目されました。東日本国際大では1年春から登板し、南東北大学野球リーグで最多タイとなる34勝を挙げました。ところが4年秋のドラフト会議では指名漏れ。ここで社会人野球の西濃運輸に入社して、瞬発系のトレーニングで鍛え上げ、ストレートの最速を151キロまで上昇させます。そして26歳となっていた2022年秋に巨人からドラフト指名を受けて入団。球団では最年長タイでの入団でした」(前述の関係者)
ドラフト指名において年齢は大きな要素。年を重ねていれば、それだけ実働年数が少なくなります。26歳となれば、本来ならもうドラフト指名は諦めてもおかしくない年齢ですが、最後の最後までチャンス到来を信じた男に、巨人からオファーが届いたのです。
「ドラフト報道に強いスポーツ各紙やフリーランスのライターもノーマーク。事前に『ドラフト候補』と取り上げたメディアはなかったと思います。プロ入りの『適齢期』を過ぎても、即戦力としての実力を見極め、果敢に指名したスカウトの勝利でしょう。もし新人王に輝いたら、スカウト部の功績が称えられるべきだと思いますね」(前述の関係者)
船迫は今季43登板、4勝0敗、防御率「1.93」。チームは最後の最後まで優勝争いに加わりそうな展開。強心臓のサイド右腕が繰り広げる熱投にも、注目が集まりそうです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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