【甲府vs清水プレビュー】甲府は前節川崎とドローで確かな手ごたえ…清水は過去通算対戦成績で10勝4分2敗と甲府を圧倒
サッカーキング2017年9月8日(金)19時6分
リーグ3連敗中の清水は、背番号10の白崎凌兵の先発復帰が濃厚。攻撃が活性化される可能性が高い [写真]=J.LEAGUE
■ヴァンフォーレ甲府 吉田達磨監督のスタイルがチームにしっかりと浸透
【プラス材料】
リーグ前節はホームに強敵・川崎を迎え、2-2で引き分けた。得点力が乏しい甲府が先制される苦しい展開だったが、後半はボールの保持率や敵陣内で試合を進める時間が多くなり、そのなかで一時は逆転に成功した。第20節のG大阪戦(1-0)、第21節の浦和戦(0-1)も含めて終盤に盛り返す、相手を上回る展開が増えていることは明るい材料だ。
昨年までチームにあった「ボールを持たされることにストレスを感じる」というメンタリティが解消されていることを、選手は口々に述べている。吉田達磨監督の下で「ボールを持つ」「動かす」という部分は間違いなく浸透しており、もう少しの上積みで「点を取る」というところに結びつくという期待感を持てるようになってきた。
【マイナス材料】
6月初旬から6試合連続無得点という苦しい時期があったことからも分かるように、甲府の不安要素は得点力不足だ。前節の川崎戦では2得点を挙げたものの、決定力不足や試合終盤のゲームコントロールに課題が残った。
開幕当初に比べると試合のイニシアチブを取る時間が増え、ボールを持つだけでなく崩す、チャンスに結びつけるという場面も見られるようになってきているが、それでもやはりフィニッシュの精度を向上させていかないことには、今後も厳しい戦いを強いられることになる。
文:大島和人
■清水エスパルス ”攻撃のキーパーソン”白崎凌兵の先発復帰が濃厚
【プラス材料】
攻撃に最も変化をつけられる存在である白崎凌兵が先発復帰できそうな状況になってきたのがプラス材料だ。練習では長谷川悠と2トップを組む形も試されており、以前のように左MFとして出場するかどうかは分からないが、どこで出場したとしても甲府の堅守に揺さぶりをかける意味では大きな役割を果たすはずだ。また、白崎が加われば高さの面でもプラス要素となるため、今節で重要な意味を持つセットプレーにも攻守両面で効いてくるだろう。
甲府のゴール数がJ1最少(1試合平均0.58得点)であることは、これまでの上位陣との対決とは異なる要素。清水は1試合平均1.21得点で、上位相手にも1点を取る力は見せているので、リーグ7試合ぶりの無失点を実現できれば、勝機は見出せるはずだ。
【マイナス材料】
リーグ戦ここ6試合は複数失点が続いており、それが1勝1分4敗と結果が出ていない最大の原因。失点のパターンも複数あり、チーム全体のミスや隙をどれだけ減らせるかがポイントになる。
また、新戦力の増田誓志が左ハムストリングス肉離れ(全治4週間)で離脱するなど、依然として故障者は多い。看板2トップの鄭大世とチアゴ・アウベスも復帰は近づいているが、まだ練習には合流していない。ボランチの竹内涼も、右太ももの痛みで水曜日まで別メニューで調整しており、場合によっては先発回避の可能性もある。そうなると、中盤の攻守の要を欠くことになり、チームとしては痛い。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
リーグ前節はホームに強敵・川崎を迎え、2-2で引き分けた。得点力が乏しい甲府が先制される苦しい展開だったが、後半はボールの保持率や敵陣内で試合を進める時間が多くなり、そのなかで一時は逆転に成功した。第20節のG大阪戦(1-0)、第21節の浦和戦(0-1)も含めて終盤に盛り返す、相手を上回る展開が増えていることは明るい材料だ。
昨年までチームにあった「ボールを持たされることにストレスを感じる」というメンタリティが解消されていることを、選手は口々に述べている。吉田達磨監督の下で「ボールを持つ」「動かす」という部分は間違いなく浸透しており、もう少しの上積みで「点を取る」というところに結びつくという期待感を持てるようになってきた。
【マイナス材料】
6月初旬から6試合連続無得点という苦しい時期があったことからも分かるように、甲府の不安要素は得点力不足だ。前節の川崎戦では2得点を挙げたものの、決定力不足や試合終盤のゲームコントロールに課題が残った。
開幕当初に比べると試合のイニシアチブを取る時間が増え、ボールを持つだけでなく崩す、チャンスに結びつけるという場面も見られるようになってきているが、それでもやはりフィニッシュの精度を向上させていかないことには、今後も厳しい戦いを強いられることになる。
文:大島和人
■清水エスパルス ”攻撃のキーパーソン”白崎凌兵の先発復帰が濃厚
【プラス材料】
攻撃に最も変化をつけられる存在である白崎凌兵が先発復帰できそうな状況になってきたのがプラス材料だ。練習では長谷川悠と2トップを組む形も試されており、以前のように左MFとして出場するかどうかは分からないが、どこで出場したとしても甲府の堅守に揺さぶりをかける意味では大きな役割を果たすはずだ。また、白崎が加われば高さの面でもプラス要素となるため、今節で重要な意味を持つセットプレーにも攻守両面で効いてくるだろう。
甲府のゴール数がJ1最少(1試合平均0.58得点)であることは、これまでの上位陣との対決とは異なる要素。清水は1試合平均1.21得点で、上位相手にも1点を取る力は見せているので、リーグ7試合ぶりの無失点を実現できれば、勝機は見出せるはずだ。
【マイナス材料】
リーグ戦ここ6試合は複数失点が続いており、それが1勝1分4敗と結果が出ていない最大の原因。失点のパターンも複数あり、チーム全体のミスや隙をどれだけ減らせるかがポイントになる。
また、新戦力の増田誓志が左ハムストリングス肉離れ(全治4週間)で離脱するなど、依然として故障者は多い。看板2トップの鄭大世とチアゴ・アウベスも復帰は近づいているが、まだ練習には合流していない。ボランチの竹内涼も、右太ももの痛みで水曜日まで別メニューで調整しており、場合によっては先発回避の可能性もある。そうなると、中盤の攻守の要を欠くことになり、チームとしては痛い。
文:totoONE編集部
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