ビジャレアルがレアルの“象徴”に接触? ラウール氏が新監督候補浮上も…パチェタ氏就任が濃厚か
サッカーキング2023年9月9日(土)17時29分
ビジャレアルの新監督候補として報じられたラウール氏(左)とパチェタ氏(右) [写真]=Getty Images
ビジャレアルの新監督人事に注目が集まっている。
今季のラ・リーガ開幕から4試合を終えた時点で1勝3敗と苦しんでいるビジャレアルは、5日付でキケ・セティエン監督の解任を発表。昨シーズン、2022年10月とシーズン途中のタイミングで当時のウナイ・エメリ監督がアストン・ヴィラへ引き抜かれた後、紆余曲折がありながらもラ・リーガ5位フィニッシュへ導いたセティエン監督がクラブを去った。
現在は暫定的にミゲル・アンヘル・テナSD(スポーツディレクター)がトップチームの指揮を執ることが発表されているものの、既にビジャレアルは新監督の招へいに向けて動いている。当初、スペインメディア『アス』によってトップターゲットとして報じられたのは、フレン・ロペテギ氏とパチェタことフアン・ホセ・ロホ・マルティン氏だった。前者は今季開幕直前にウルヴァーハンプトンの指揮官を電撃退任しており、後者は昨季途中のバジャドリード指揮官の座を降りて以降はチームを率いていない。
だが、この数日で新たな新監督候補の名前が浮上した。その人物とは、レアル・マドリードのBチームにあたるカスティージャを率いるラウール・ゴンサレス。かつてスペイン代表の中心選手として国際Aマッチ通算102試合出場44ゴールを記録しただけでなく、キャリアほとんどの時間を過ごしたレアル・マドリードでは741試合のピッチに立って323ゴールを挙げた、“白い巨人”の象徴だ。スペインメディア『マルカ』によると、ビジャレアルがそんなラウール氏をトップチームの指揮官に据えることを画策していたという。
カデーテB(U-15相当)、フベニールB(U-18相当)を経て、2019年6月よりカスティージャを率いているラウール氏は、未だトップチームを率いた経験はない。だが、ビジャレアルは後任の有力候補としてラウール氏に接触。これまでにもフランクフルト、リーズ、シャルケ、エスパニョールなどがラウール氏の招へいに関心を示したことがあったが、当時はレアル・マドリードでのプロジェクトを最優先したいという考えのもと、ラウール氏自身がオファーに耳を傾けていなかったという。しかし、今回はラウール氏にとっても魅力的なプロジェクトに映っており、8日には交渉の場が設けられたようだ。
レアル・マドリードもラウール氏のビジャレアル行きに許可を出し、現在フベニールA(U-19相当)を率いるアルバロ・アルベロア氏を後任に指名していたという。だが、最終的に交渉はまとまらず、ラウール氏は今後もカスティージャで指揮を執り続ける見込みだ。
ビジャレアル側も当初から複数のターゲットに接触していたため、最終的にはパチェタ氏に新監督を任せる方針が固まったという。これまでにレアル・オビエド、エルチェ、ウエスカなどスペインの様々なクラブで指揮官を歴任してきたパチェタ氏は、2021年夏にバジャドリードの監督に就任すると、クラブのプリメーラ(1部)昇格に貢献。だが、昨季のラ・リーガでは降格争いを強いられており、今年4月に解任が決まっていた。
現在欧州サッカーはインターナショナルマッチウィークに突入しているため、ビジャレアルの次の公式戦は17日に控えたホーム開催のラ・リーガ第5節アルメリア戦だ。この試合のベンチに座るのは暫定監督のテナSD、それとも新監督のパチェタ氏、はたまた他の人物、誰になるのだろうか。今後の動向に注目だ。
今季のラ・リーガ開幕から4試合を終えた時点で1勝3敗と苦しんでいるビジャレアルは、5日付でキケ・セティエン監督の解任を発表。昨シーズン、2022年10月とシーズン途中のタイミングで当時のウナイ・エメリ監督がアストン・ヴィラへ引き抜かれた後、紆余曲折がありながらもラ・リーガ5位フィニッシュへ導いたセティエン監督がクラブを去った。
現在は暫定的にミゲル・アンヘル・テナSD(スポーツディレクター)がトップチームの指揮を執ることが発表されているものの、既にビジャレアルは新監督の招へいに向けて動いている。当初、スペインメディア『アス』によってトップターゲットとして報じられたのは、フレン・ロペテギ氏とパチェタことフアン・ホセ・ロホ・マルティン氏だった。前者は今季開幕直前にウルヴァーハンプトンの指揮官を電撃退任しており、後者は昨季途中のバジャドリード指揮官の座を降りて以降はチームを率いていない。
だが、この数日で新たな新監督候補の名前が浮上した。その人物とは、レアル・マドリードのBチームにあたるカスティージャを率いるラウール・ゴンサレス。かつてスペイン代表の中心選手として国際Aマッチ通算102試合出場44ゴールを記録しただけでなく、キャリアほとんどの時間を過ごしたレアル・マドリードでは741試合のピッチに立って323ゴールを挙げた、“白い巨人”の象徴だ。スペインメディア『マルカ』によると、ビジャレアルがそんなラウール氏をトップチームの指揮官に据えることを画策していたという。
カデーテB(U-15相当)、フベニールB(U-18相当)を経て、2019年6月よりカスティージャを率いているラウール氏は、未だトップチームを率いた経験はない。だが、ビジャレアルは後任の有力候補としてラウール氏に接触。これまでにもフランクフルト、リーズ、シャルケ、エスパニョールなどがラウール氏の招へいに関心を示したことがあったが、当時はレアル・マドリードでのプロジェクトを最優先したいという考えのもと、ラウール氏自身がオファーに耳を傾けていなかったという。しかし、今回はラウール氏にとっても魅力的なプロジェクトに映っており、8日には交渉の場が設けられたようだ。
レアル・マドリードもラウール氏のビジャレアル行きに許可を出し、現在フベニールA(U-19相当)を率いるアルバロ・アルベロア氏を後任に指名していたという。だが、最終的に交渉はまとまらず、ラウール氏は今後もカスティージャで指揮を執り続ける見込みだ。
ビジャレアル側も当初から複数のターゲットに接触していたため、最終的にはパチェタ氏に新監督を任せる方針が固まったという。これまでにレアル・オビエド、エルチェ、ウエスカなどスペインの様々なクラブで指揮官を歴任してきたパチェタ氏は、2021年夏にバジャドリードの監督に就任すると、クラブのプリメーラ(1部)昇格に貢献。だが、昨季のラ・リーガでは降格争いを強いられており、今年4月に解任が決まっていた。
現在欧州サッカーはインターナショナルマッチウィークに突入しているため、ビジャレアルの次の公式戦は17日に控えたホーム開催のラ・リーガ第5節アルメリア戦だ。この試合のベンチに座るのは暫定監督のテナSD、それとも新監督のパチェタ氏、はたまた他の人物、誰になるのだろうか。今後の動向に注目だ。
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