笠井崇志、ランボルギーニ・スーパートロフェオ上海で表彰台。王座争い首位で最終戦へ
2019年からFFFレーシングチームに移籍し、ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ミドルイーストとランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアを戦っている笠井崇志が、9月7〜8日に中国の上海国際サーキットで行われたスーパートロフェオ・アジア第5ラウンドに挑んだ。二度の表彰台を獲得し、ランキングトップを保ったまま10月のワールドファイナルで行われる最終戦に挑む。
今季、FFFレーシングチームとともにスーパートロフェオ・アジアに参戦している笠井は、鈴鹿、富士で行われた日本ラウンド、そして韓国のヨンナムでのレースでも2位&優勝と表彰台を得て、チームメイトのユーソ・プハッカとともに上海でのレースに挑んだ。
この週末はチーム代表のアンドレア・カルダレッリがブランパンGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに挑んでおり不在だったが、まずはレース1の予選でプハッカが2番手グリッドを獲得すると、笠井も5番手に。好位置から決勝を戦うことになった。
レース1の決勝では、プハッカが2番手からスタートを切り、トップのマキシム・ジョゼ/ノルマン・ナト組を追うも、トップのペースも速く、笠井に交代してからも差を詰めることはできず。とはいえグリッドどおりの2位でチェッカー。まずは表彰台を得た。
レース2では、笠井がスタートで5番手から4番手に順位を上げるが、バトルのなかで前に出ることができず、アンダーカットするべくミニマムの周回数でピットイン。プハッカに交代しフルプッシュすると、3番手に順位を上げることに成功した。
そのまま笠井/プハッカ組は3位でフィニッシュし、2戦連続の表彰台を獲得。チャンピオン争いをするエバン・チェン/クリス・バン・デル・ドリフト組が優勝したこともありわずか2ポイントというリードながら、笠井/プハッカ組はランキング首位を守ることになった。
「ブランパンGTヨーロッパのためにブダペストにいたけれど、ずっと上海の様子をフォローしていたよ。チームにとって、スポンサーやゲスト、友人にとってもホームイベントだからね」とチーム代表のカルダレッリ。
「表彰台を二度獲得し、まだチャンピオン争いをリードしたまま最終戦に臨むことができる」
緊張のランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア最終戦は、10月26〜27日に、スペインのヘレスで行われる。この週末はワールドファイナルも行われるが、ふたりはこちらにも出場予定だ。
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