マンチェスター・U対ニューカッスルについて知っておきたい7つのこと
サッカーキング2021年9月10日(金)18時21分
C・ロナウドはニューカッスル戦でデビューを飾るのか [写真]=Getty Images
11日に行われるプレミアリーグ第4節では、マンチェスター・Uが本拠地『オールド・トラッフォード』にニューカッスルを迎える。
今季ここまで2勝1分で負けなしのマンチェスター・Uと、1分2敗で未勝利のニューカッスル。目標は異なる両チームだが、インターナショナルブレイク明けのこの戦いは、今後の行方を左右する分岐点となるかもしれない。クリスティアーノ・ロナウドの12年ぶりとなるプレミア復帰にも注目が集まる一戦を前に、知っておきたい7つのトピックを紹介する。
[写真]=Getty Images
■対照的なシーズンの幕開け
開幕から3試合を終えただけだが、両チームの状況は対照的だ。優勝を目指すマンチェスター・Uは開幕戦でリーズに5-1で大勝。2戦目はサウサンプトンに先制されながらドローに持ち込み、前節はウルヴァーハンプトンに苦戦しながらも1-0の完封勝利。勝ち点7で、首位トッテナムをピタリと追走している。対するニューカッスルは2連敗スタート。前節サウサンプトン戦では91分に勝ち越しゴールを決めながら、その5分後にPKで追いつかれ、今季初勝利を逃した。夏の補強も失敗に終わったニューカッスルだが、巻き返しを図ることはできるだろうか。
■ニューカッスルはマンチェスター・Uが苦手
ニューカッスルはマンチェスター・Uを大の苦手としている。プレミアでは通算52試合を戦い、7勝14分31敗で勝率は13パーセント。10回以上対戦しているチームの中で、最も勝率が低い相手がマンチェスター・Uだ。アウェイではさらに分が悪く、『オールド・トラッフォード』ではカップ戦も含めた最近37試合で1勝しかできていない。唯一の勝利は、2013年12月の一戦。以降6戦は、1分5敗となっている。
■ブルース監督はオールド・トラッフォードが鬼門
現役時代はマンチェスター・Uのセンターバックとして活躍したニューカッスルのスティーヴ・ブルース監督だが、指揮官としては“古巣”を相手に結果を出せていない。監督としてマンチェスター・Uとは公式戦で26回対戦し、わずか1勝(5分20敗)。『オールド・トラッフォード』での対戦は、全12試合に未勝利(1分11敗)だ。同地での唯一の引き分けはサンダーランドを率いていた2009年10月の一戦まで遡る。ただし1点リードで迎えた91分に同点弾を許して2-2に終わるという展開で、負けに等しい引き分けだった。13戦目にして『オールド・トラッフォード』で初勝利を収めることはできるだろうか。
■ファーガソン門下生対決
ブルース監督とマンチェスター・Uのオーレ・グンナー・スールシャール監督はともに、現役時代はマンチェスター・Uで長年に渡って活躍した。ブルース監督は『オールド・トラッフォード』で約9年プレーをし、8つの主要タイトルを獲得。スールシャール監督は、ブルース監督がバーミンガムに移籍した1996年夏にマンチェスター・Uに加入。2007年に現役を退くまで11年間、同クラブでプレーを続けた。所属期間は重なっていないものの、ともに10年近くもアレックス・ファーガソン氏の指導を受けた両監督。少なからず影響を同氏から受けていることは間違いないだろう。
監督同士での対決は、これまでスールシャール監督の3勝2敗。初対決となった2014年2月のプレミアでの対戦は、スールシャール監督が率いるカーディフが、ブルース監督の率いるハルに0-4で完敗。以降はマンチェスター・U対ニューカッスルでの対戦で、現在はスールシャール監督の3連勝中だ。
■ニューカッスルはプレミア1000試合目
ニューカッスルにとってこの試合は、プレミアリーグ通算1000試合目となる。同リーグには創設2年目の1993-94シーズンから参加。過去に2度の降格を経験しているが、いずれも1年で復帰しており、プレミアリーグで戦うのは今季が27シーズン目となっている。過去999試合は369勝255分375敗で、勝率37パーセントという成績だ。節目で対戦するマンチェスター・Uは、同リーグの通算成績において2位以下を大きく突き放して首位に立っている。難敵相手に記念すべき一戦で勝ち点を獲得することはできるだろうか。
■C・ロナウド、12年ぶりのプレミア復帰へ
クリスティアーノ・ロナウドが12年ぶりにプレミアリーグの舞台に帰って来る。移籍期限最終日にマンチェスター・Uへの復帰が正式に発表されたポルトガル代表FW。1日のワールドカップ予選アイルランド戦でイエローカードをもらい、7日の同予選アゼルバイジャン戦は出場停止に。それを受け、予定を早めて7日からマンチェスター・Uの練習に合流している。
ニューカッスル戦での“再デビュー”に期待がかかるC・ロナウド。クラブキャリアで過去に48回のハットトリックを達成しているが、記念すべき初ハットトリックを達成した相手はニューカッスルだった。2008年1月のプレミアリーグで3得点を決め、6-0の大勝利にチームを導いたスーパースター。今回はどんなパフォーマンスを披露してくれるのだろうか。
■予想オッズは?
日本時間10日現在、英国大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』はマンチェスター・Uの勝利に「1.2倍」、ニューカッスルの勝利に「15倍」、ドローに「7倍」というオッズを付けている。大型補強を敢行し、好調なスタートを切ったマンチェスター・Uが圧倒的に有利と予想しているようだ。プレミアでニューカッスルとの最近8対戦では、相手に6度も先制されながら、そのうち4試合で逆転勝利を収めているマンチェスター・U。今回もアウェイチームが先制した方が、エキサイティングな展開が期待できそうだ。勝利オッズ「15倍」は今節の中では最高で、もしもニューカッスルが勝てば、今週末最大の番狂わせとなる。C・ロナウドのマンチェスター・U復帰で世界的にも注目を集める一戦はどのような結末を迎えるのか、要注目だ。
(記事/Footmedia)
今季ここまで2勝1分で負けなしのマンチェスター・Uと、1分2敗で未勝利のニューカッスル。目標は異なる両チームだが、インターナショナルブレイク明けのこの戦いは、今後の行方を左右する分岐点となるかもしれない。クリスティアーノ・ロナウドの12年ぶりとなるプレミア復帰にも注目が集まる一戦を前に、知っておきたい7つのトピックを紹介する。
[写真]=Getty Images
■対照的なシーズンの幕開け
開幕から3試合を終えただけだが、両チームの状況は対照的だ。優勝を目指すマンチェスター・Uは開幕戦でリーズに5-1で大勝。2戦目はサウサンプトンに先制されながらドローに持ち込み、前節はウルヴァーハンプトンに苦戦しながらも1-0の完封勝利。勝ち点7で、首位トッテナムをピタリと追走している。対するニューカッスルは2連敗スタート。前節サウサンプトン戦では91分に勝ち越しゴールを決めながら、その5分後にPKで追いつかれ、今季初勝利を逃した。夏の補強も失敗に終わったニューカッスルだが、巻き返しを図ることはできるだろうか。
■ニューカッスルはマンチェスター・Uが苦手
ニューカッスルはマンチェスター・Uを大の苦手としている。プレミアでは通算52試合を戦い、7勝14分31敗で勝率は13パーセント。10回以上対戦しているチームの中で、最も勝率が低い相手がマンチェスター・Uだ。アウェイではさらに分が悪く、『オールド・トラッフォード』ではカップ戦も含めた最近37試合で1勝しかできていない。唯一の勝利は、2013年12月の一戦。以降6戦は、1分5敗となっている。
■ブルース監督はオールド・トラッフォードが鬼門
現役時代はマンチェスター・Uのセンターバックとして活躍したニューカッスルのスティーヴ・ブルース監督だが、指揮官としては“古巣”を相手に結果を出せていない。監督としてマンチェスター・Uとは公式戦で26回対戦し、わずか1勝(5分20敗)。『オールド・トラッフォード』での対戦は、全12試合に未勝利(1分11敗)だ。同地での唯一の引き分けはサンダーランドを率いていた2009年10月の一戦まで遡る。ただし1点リードで迎えた91分に同点弾を許して2-2に終わるという展開で、負けに等しい引き分けだった。13戦目にして『オールド・トラッフォード』で初勝利を収めることはできるだろうか。
■ファーガソン門下生対決
ブルース監督とマンチェスター・Uのオーレ・グンナー・スールシャール監督はともに、現役時代はマンチェスター・Uで長年に渡って活躍した。ブルース監督は『オールド・トラッフォード』で約9年プレーをし、8つの主要タイトルを獲得。スールシャール監督は、ブルース監督がバーミンガムに移籍した1996年夏にマンチェスター・Uに加入。2007年に現役を退くまで11年間、同クラブでプレーを続けた。所属期間は重なっていないものの、ともに10年近くもアレックス・ファーガソン氏の指導を受けた両監督。少なからず影響を同氏から受けていることは間違いないだろう。
監督同士での対決は、これまでスールシャール監督の3勝2敗。初対決となった2014年2月のプレミアでの対戦は、スールシャール監督が率いるカーディフが、ブルース監督の率いるハルに0-4で完敗。以降はマンチェスター・U対ニューカッスルでの対戦で、現在はスールシャール監督の3連勝中だ。
■ニューカッスルはプレミア1000試合目
ニューカッスルにとってこの試合は、プレミアリーグ通算1000試合目となる。同リーグには創設2年目の1993-94シーズンから参加。過去に2度の降格を経験しているが、いずれも1年で復帰しており、プレミアリーグで戦うのは今季が27シーズン目となっている。過去999試合は369勝255分375敗で、勝率37パーセントという成績だ。節目で対戦するマンチェスター・Uは、同リーグの通算成績において2位以下を大きく突き放して首位に立っている。難敵相手に記念すべき一戦で勝ち点を獲得することはできるだろうか。
■C・ロナウド、12年ぶりのプレミア復帰へ
クリスティアーノ・ロナウドが12年ぶりにプレミアリーグの舞台に帰って来る。移籍期限最終日にマンチェスター・Uへの復帰が正式に発表されたポルトガル代表FW。1日のワールドカップ予選アイルランド戦でイエローカードをもらい、7日の同予選アゼルバイジャン戦は出場停止に。それを受け、予定を早めて7日からマンチェスター・Uの練習に合流している。
ニューカッスル戦での“再デビュー”に期待がかかるC・ロナウド。クラブキャリアで過去に48回のハットトリックを達成しているが、記念すべき初ハットトリックを達成した相手はニューカッスルだった。2008年1月のプレミアリーグで3得点を決め、6-0の大勝利にチームを導いたスーパースター。今回はどんなパフォーマンスを披露してくれるのだろうか。
■予想オッズは?
日本時間10日現在、英国大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』はマンチェスター・Uの勝利に「1.2倍」、ニューカッスルの勝利に「15倍」、ドローに「7倍」というオッズを付けている。大型補強を敢行し、好調なスタートを切ったマンチェスター・Uが圧倒的に有利と予想しているようだ。プレミアでニューカッスルとの最近8対戦では、相手に6度も先制されながら、そのうち4試合で逆転勝利を収めているマンチェスター・U。今回もアウェイチームが先制した方が、エキサイティングな展開が期待できそうだ。勝利オッズ「15倍」は今節の中では最高で、もしもニューカッスルが勝てば、今週末最大の番狂わせとなる。C・ロナウドのマンチェスター・U復帰で世界的にも注目を集める一戦はどのような結末を迎えるのか、要注目だ。
(記事/Footmedia)
(C) SOCCERKING All rights reserved.
「ニューカッスル」をもっと詳しく
「ニューカッスル」のニュース
-
MFギマランイスの去就に注目も…契約解除条項が有効なのは約1カ月のみ?4月26日16時2分
-
プレミア名門・ニューカッスル 今夏日本ツアー開催へ 対戦相手は浦和、横浜が有力4月26日4時0分
-
昨夏はライス、今夏はギマランイス?…マンCとアーセナル、2年連続でMF争奪戦の可能性4月24日19時9分
-
バルセロナ、レバンドフスキ後継者にニューカッスルFWを注視?4月24日10時0分
-
今夏も積極補強へ?…アーセナル、前線強化に向けイサク&オリーズの動向を注視か4月19日15時33分
-
スパーズ戦2発で得点ランク3位タイに浮上…イサクの活躍に称賛の声「才能に溢れている」4月15日23時11分
-
ニューカッスルDFホールの完全移籍が決定? チェルシーに約54億円を支払いへ4月14日14時20分
-
ニューカッスル、ホームでトッテナムに4発快勝! イサクが2G、ゴードンは1G2Aの活躍4月13日22時25分
-
ニューカッスル指揮官、エースストライカー売却を否定!アーセナルが関心4月2日18時50分
-
ニューカッスル、アーセナルで控え降格のラムズデールに関心か…指揮官が“再共闘”を希望?4月2日14時9分
スポーツニュースランキング
-
1J1広島巡り安芸高田市長から反論。新潟スポンサー社長がX閉鎖へ「悲しい」 FOOTBALL TRIBE
-
2大谷翔平が3試合連続の11号2ラン、量産態勢で両リーグ単独トップ…ぽんと手をたたく 読売新聞
-
3ネリ戦の初ダウンで意見が真っ二つ!? 井上尚弥のPFP順位を巡る論争が早くも噴出「クロフォードに異論などない」「イノウエは1位だ」 ココカラネクスト
-
4TKO負けのネリ 試合後会見欠席も自身のX更新「私は元気です」「できる限りのことをしました」 スポーツニッポン
-
5「ショウヘイ、君はどうかしている!」大谷翔平脅威の3試合連続弾!両リーグ単独トップの11号をマーク “異次元パフォーマンス”に球団公式も脱帽 ココカラネクスト