【横浜FCvs名古屋プレビュー】難敵撃破で悪い流れを止めたい横浜FC…名古屋は連勝で上位に踏みとどまれるか
サッカーキング2020年9月12日(土)2時20分
[写真]=金田慎平、兼子愼一郎
■横浜FC 充実の前線&中盤とは裏腹に、緊急事態の守備陣には課題が山積み
【プラス材料】
前節・FC東京戦はJ1初先発を飾ったMF安永玲央を筆頭に、MF齋藤功佑やFW瀬沼優司など、ここまでリーグ戦でチャンスに恵まれなかった選手たちが持ち味を発揮した。特にプロ2年目の19歳・安永のプレーぶりには目を見張るものがあり、十分に戦力として機能することを証明。大きなアピールとなった。
昨季のリーグ戦2位で今季も上位争いを繰り広げるFC東京に対しても、一歩もひるむことなく堂々たる戦いぶりを披露。勝ち点1、あわよくば勝ち点3まで奪える可能性を最後の最後まで示していた。
ここ5試合で3ゴールと、FW皆川佑介の得点ペースが上がってきている。クロスに合わせる技術に優れ、攻守で泥臭いプレーを厭わないFWが好調を維持しているのは明るい材料である。
【マイナス材料】
3連勝後の3連敗で貯金を使い果たしてしまった。どの試合も大きな差を感じることなく、十分な戦いぶりを見せている中で勝ちきれない、勝点を拾えない試合が続いている。一時はひと桁順位を望める位置にまで来ていた順位も13位に落ち、自分たちよりも下のチームの足音がまたしても聞こえ始めている。
31失点はリーグワースト2位の数字で、4試合連続で複数失点中と守備の改善・修正は長く続く課題である。最終ラインにケガ人が続出し、スクランブルな状態が続いていることも確かではあるが、着実に勝ち点を拾っていくために失点を減らすことは絶対条件である。
今後は名古屋グランパスや川崎フロンターレ、浦和レッズ、柏レイソル、鹿島アントラーズといった上位陣との対戦が組まれているだけに、なんとか流れを変えるためにも勝利が欲しい。そうでなければ泥沼にはまってしまう可能性も……。
文:totoONE編集部
■名古屋グランパス チームは復調傾向にある。主力の蓄積疲労が気になるところ
【プラス材料】
公式戦連敗の最中で横浜F・マリノスに粘り勝ちした水曜日の前節の結果は、チームに新たな推進力を生み出す予感がある。選手個々のあふれんばかりの闘争心が持ち前の守備力に迫力を与え、昨季王者の攻撃の加速力を見事なまでに抑え込んでいた。
今節の横浜FC戦は疲労困憊のセンターバックの入れ替えも予想されるが、DF藤井陽也らがそのチームの醸し出す気迫に良い意味で流されてくれれば、チーム力にはさらなる向上が期待できるというもの。
攻撃陣ではMF阿部浩之が着実にプレータイムを伸ばしており、堅実な守備を生かした勝ち点獲得への手段もまた増えてきている。攻守の安定感をより高いレベルで取り戻しつつあることは間違いない。
【マイナス材料】
マイナス材料ではないが、それでもチームに蓄積する疲労が解消されたわけではない。フル出場を続けるDFラインの面々だけでなく、前線のキーマンたちにも疲れの色が見え始めているのが実情だ。
チームは懸命のケアとマネジメントで持たせているが、できることなら選手交代をうまく使った回復を図りたいところで、その選択と連係がカギの組織プレーをどう両立させるかは今季をとおした課題。どこで体力を使い、少しでも楽な試合展開に持ち込めるか否かは、この横浜FC戦でもピッチ内の懸案となっていくだろう。
阿部やMFジョアン・シミッチをはじめ、試合をコントロールする選手たちのパフォーマンスには良くも悪くも注目が集まる。
文:今井雄一朗
【プラス材料】
前節・FC東京戦はJ1初先発を飾ったMF安永玲央を筆頭に、MF齋藤功佑やFW瀬沼優司など、ここまでリーグ戦でチャンスに恵まれなかった選手たちが持ち味を発揮した。特にプロ2年目の19歳・安永のプレーぶりには目を見張るものがあり、十分に戦力として機能することを証明。大きなアピールとなった。
昨季のリーグ戦2位で今季も上位争いを繰り広げるFC東京に対しても、一歩もひるむことなく堂々たる戦いぶりを披露。勝ち点1、あわよくば勝ち点3まで奪える可能性を最後の最後まで示していた。
ここ5試合で3ゴールと、FW皆川佑介の得点ペースが上がってきている。クロスに合わせる技術に優れ、攻守で泥臭いプレーを厭わないFWが好調を維持しているのは明るい材料である。
【マイナス材料】
3連勝後の3連敗で貯金を使い果たしてしまった。どの試合も大きな差を感じることなく、十分な戦いぶりを見せている中で勝ちきれない、勝点を拾えない試合が続いている。一時はひと桁順位を望める位置にまで来ていた順位も13位に落ち、自分たちよりも下のチームの足音がまたしても聞こえ始めている。
31失点はリーグワースト2位の数字で、4試合連続で複数失点中と守備の改善・修正は長く続く課題である。最終ラインにケガ人が続出し、スクランブルな状態が続いていることも確かではあるが、着実に勝ち点を拾っていくために失点を減らすことは絶対条件である。
今後は名古屋グランパスや川崎フロンターレ、浦和レッズ、柏レイソル、鹿島アントラーズといった上位陣との対戦が組まれているだけに、なんとか流れを変えるためにも勝利が欲しい。そうでなければ泥沼にはまってしまう可能性も……。
文:totoONE編集部
■名古屋グランパス チームは復調傾向にある。主力の蓄積疲労が気になるところ
【プラス材料】
公式戦連敗の最中で横浜F・マリノスに粘り勝ちした水曜日の前節の結果は、チームに新たな推進力を生み出す予感がある。選手個々のあふれんばかりの闘争心が持ち前の守備力に迫力を与え、昨季王者の攻撃の加速力を見事なまでに抑え込んでいた。
今節の横浜FC戦は疲労困憊のセンターバックの入れ替えも予想されるが、DF藤井陽也らがそのチームの醸し出す気迫に良い意味で流されてくれれば、チーム力にはさらなる向上が期待できるというもの。
攻撃陣ではMF阿部浩之が着実にプレータイムを伸ばしており、堅実な守備を生かした勝ち点獲得への手段もまた増えてきている。攻守の安定感をより高いレベルで取り戻しつつあることは間違いない。
【マイナス材料】
マイナス材料ではないが、それでもチームに蓄積する疲労が解消されたわけではない。フル出場を続けるDFラインの面々だけでなく、前線のキーマンたちにも疲れの色が見え始めているのが実情だ。
チームは懸命のケアとマネジメントで持たせているが、できることなら選手交代をうまく使った回復を図りたいところで、その選択と連係がカギの組織プレーをどう両立させるかは今季をとおした課題。どこで体力を使い、少しでも楽な試合展開に持ち込めるか否かは、この横浜FC戦でもピッチ内の懸案となっていくだろう。
阿部やMFジョアン・シミッチをはじめ、試合をコントロールする選手たちのパフォーマンスには良くも悪くも注目が集まる。
文:今井雄一朗
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