オススメポイントは「キャリアモード」。レースゲーム好きの宮田莉朋が『F1 2018』の魅力を語る
PS4向けソフト『F1 2018』が9月20日に発売される。それに先駆け、大のレースゲーム好きとして知られる宮田莉朋がF1 2018の魅力を語った。
2018年シーズン、宮田はSYNTIUM LMcorsa RC F GT3を駆りスーパーGT300クラスに参戦するほか、カローラ中京Kuo TOM’Sから全日本F3に参戦している。
そんな宮田はレースゲームが大好き。そのレースゲーム好き度は、自宅でレースゲームをプレイすることはもちろん、サーキットに自身のPCを持ち込み、現場でレースゲームをプレイするほどだという。
今回新発売となるF1 2018の魅力として宮田が挙げたのが、レーシングドライバーとしてF1を戦っていく『キャリアモード』だ。
新要素の“メディア対応”について「慎重派としてコメントするか、攻めたコメントをするか、そういった部分でキャリアが左右されるというのが、ドライバーとして、現実と近くなったなと思うところ」と宮田。また、マシンについて前作F1 2017との違いを語る。
「今までのF1シリーズでは燃料とかブレーキバランス、デフのバランスをいじることができた。そこから今回はさらに、ERS(ハイブリッドパワー)のモード変更ができるようになった」
「細かな設定をしないとレースに勝てないというのが、変わったところ。クルマのフィードバックだったり、AIの争い方も現実に近づいてきています」
2016、17年と2年連速でFIA F4チャンピオンに輝き、2017年シーズンからは全日本F3選手権に参戦する宮田。ゲームでのドライブと、今シーズン実際にドライブしているF3マシンとの違いを語る。
「ゲームでは“G”を体験することができず、ハンドルからのフィードバックがあっても、実際のレースとは違う部分があります。しかしF1 2018は、フォーミュラの動きに近くて、もちろんパワーとかタイムとかタイヤとか(F3と比べて)全然違うんですけど、フィーリングとしてはF3に近い。家でF1をプレイして、レースの雰囲気を体感して、イメージを持てることがとても良いですね」
■ゲームで良かったセットアップを実戦投入?
「ぶっちゃけ言うと僕、クルマ興味なくて」と切り出した宮田。
「走ることが大好きなんです。でも、フォーミュラマシンとかGTマシンに乗ると、走りだけじゃなくてクルマのことも理解していかないといけない。クルマのことやセットアップに関して、F1 2018では勉強になります」
「クルマを速くするためにどうしたらいいかということを考えることができます。(セットアップの項目で)何をどう変えるとどうなるか、という正しい説明がちゃんと入っているんです。僕はクルマにそんなに興味を持っていないので、(セットアップに関して)ゲームで初めて知ったことがあったりします」
「実際、ゲームでこれよかったからレースでもやってみたいな、ということをエンジニアにおねだりしてセッション中にやってみたりすると、意外と同じ結果になったりしますね」
F1のゲームは全部コクピット視点でプレイしているという宮田。今シーズンからF1に採用された頭部保護デバイス“ハロ”については「意外とそんなに悪い印象はない」と語る。
「最近ハロがついてるクルマが多くなってきて、逆にハロがついてないと外されている感がありますね(笑)。そろそろハロつかないかな? って思うこともあります」
そして宮田には、スラストマスター社製のT150 PRO Force FeedbackとAKRacing Premiumオフィスチェアを使用し、実際にF1 2018でバーレーン・インターナショナル・サーキットを走行してもらった。
岡山国際サーキットで行われていた全日本F3選手権の翌日ということもあり「レースの翌日とか、マシンの感覚が残ってるとうまく運転できない…」としながらも、2周目には完璧なラップを決めてみせた。
F1 2018のオススメポイントはズバリ「キャリアモード」と語る宮田。
「実際のレーシングドライバーになってみてほしい。レースって一般の方が想像している世界と結構違うと思うんです。実際のドライバーってセットアップとかいろんなことを考えていて、遅かったらそれをどうするのか、メディアの人にはどう伝えるのか。そういったことがF1 2018ではできるようになった」
「クルマを速くするにはどうするかとか、メディアにはどう対応するのかとか。それは現実世界でもそう。そういったレースの世界をみなさんに知ってもらいたいですね」
カート、FIA F4、スーパーGT、F3と豊富なキャリアを積む宮田が、実際のレースの世界を体感できると太鼓判を押すゲーム『F1 2018』は、9月20日(木)に発売される。
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