WRCトルコ:市街地コースのSS1でミケルセンが首位発進。トヨタのタナクは3番手
WRC世界ラリー選手権は9月13日、第10戦ラリー・ターキーのSS1が行なわれ、ヒュンダイ・モータースポーツのアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)がトップタイムをマークした。3連勝を目指すTOYOTA GAZOO Racing WRTは2連勝中のオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合3番手につけている。
2010年以来、8年ぶりにWRCに復帰したトルコラウンド。乾燥し荒れたグラベルのなかを戦う今ラリーだが、その競技初日のSS1はサービスパークの置かれるトルコ南西部の港街、マルマリスの市街地に設けられた全長2.0kmの特設コースで行なわれた。
現地時間20時過ぎに始まったSS1で最速タイムをマークしたのは、午前中のシェイクダウンでミッショントラブルに見舞われたミケルセンだった。
ミケルセンは多くの観客が見つめる市街地ステージにおいて、唯一ミディアムコンパウンドのタイヤをチョイス。よりグリップするタイヤのアドバンテージを活かし、2番手に入ったクレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)に2.5秒差をつける2分03秒9をマークしている。
ブリーンの後方3番手には僅差でタナクがつけ、現在ポイントランキング首位に立つティエリ・ヌービルがトップから3.1秒差の総合4番手となった。
総合5番手、6番手にはWRC2のカイエタン・カイエタノビッチ(フォード・フィエスタR5)とヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアR5)がWRカー勢の間に割って入り以下、エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)、マッズ・オストベルグ(シトロエンC3 WRC)、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)、エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)という面々がトップ10につけている。
シリーズ5連覇中の王者オジエは、ジャンプ直後の右コーナーにオーバースピードで侵入したことでアウト側のバリアに接触。幸い簡易バリアだったためマシンに大きなダメージはなかったが、タイムを失い首位から7.5秒差の12番手で競技二日目を迎えることとなった。
デイ1を首位で終えたミケルセンはSS1後、「このラリーを本当に楽しみにしている。うまくいけば(今季あまり上向きとは言えない)僕たちの運気を変え、良いイベントになるかもしれない。そうなったらいいよね」とwrc.comに語った。
また、ミスを犯したオジエは「想像と違うジャンプになってしまい、次のコーナーまでにブレーキが掛けられなかった」とアクシデントをふり返っている。
本格的なグラベルラリーが始まるデイ2は14日(金)、SS2〜7の合計6SSが予定されており、この中には今イベント最長38.1kmの“チェティベリ”が含まれる。SSの合計距離は144.84km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は414.90kmだ。
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