【鳥栖vs甲府プレビュー】鳥栖は得意のホーム戦で連敗脱出なるか…甲府は堅守を武器に残留に向けて前進したい
サッカーキング2017年9月15日(金)19時4分
マッシモ・フィッカデンティ監督が率いる鳥栖は現在2連敗中。2戦で計7失点とディフェンスに不安を抱える [写真]=J.LEAGUE
■サガン鳥栖 攻撃の“起点”イバルボが好調を維持
【プラス材料】
リーグ前節の仙台戦は1-4と大敗した。チームは大きなダメージを受けているのかと思いきや、マッシモ・フィッカデンティ監督は「ゲームのやり方自体は良かった」と敗戦のなかからポジティブな部分を見つけ出していた。実は選手たちも「自分たちが攻めていたし、ボールも持っていました」と口にしており、失点を反省しながらも内容について悲観することはなかった。
イバルボがゴールを決めただけでなく、要所でキレのある動きを見せるなど好調を維持していることはチームにとってプラス。彼を起点にすることで攻撃はより活性化する。それをゴールにつなげることができれば、リーグ戦連敗脱出への勝利を自分たちの手でつかみ取れる。
【マイナス材料】
今季リーグ戦初の連敗、しかも連敗中の失点は7と鳥栖らしくない。先制を許し、ゴールを奪うためにチームがバランスを崩して失点を重ねるケースが目立っている。同じ轍を踏まないためには、先に失点しないことが大切になる。インサイドハーフの福田晃斗は「失点する時はリスク管理を怠ったり、人数はいるのに守れなかったりしているのでそこはしっかりしたい」と話す。
今週のオフ明けに約1時間半のミーティングを行い、仙台戦での修正点を確認した。鳥栖にとって深刻なのは、ここまでゴールマウスを守り続けてきた守護神・権田修一が戦列から離脱したこと。今節のGKはベテランの赤星拓か、プロ2年目の辻周吾か。いずれにせよ今季リーグ戦初先発となり、辻はプロデビュー戦にもなる。
文:荒木英喜
■ヴァンフォーレ甲府 J1上位レベルの守備力が武器、攻撃面にも改善が見られる
【プラス材料】
甲府は現在15位と残留ラインの辛うじて上に踏み止まっている。今季まだ4勝という結果を見れば苦しんでいることは事実だが、一方で直近の試合内容には大きな改善が見られる。
ここまでの25試合で28失点という守備力はJ1でも上位に入るレベル。今は自陣に引いてブロックを固めるのではなく、前からボールを追い、ショートカウンターにつなげる奪い方をする積極的な守備ができている。
攻撃面もボールを持つ、動かすというところを着実に積み上げており、上位チームを相手にしても主導権をかなり長く取れるようになった。この成長曲線を残り9試合も続けることができれば、内容止まりでなく、内容を勝ち点に結び付けられるチームへと脱皮できるだろう。
【マイナス材料】
目下リーグ戦5戦勝ちなし。勝てる試合を勝てないことで、順位を落としてしまっている。前々節の川崎戦(2-2)、前節の清水戦(0-1)はいずれもチャンスの数で完全に上回ったものの、決め切る力を欠いて勝ち点3を奪えなかった。例えば清水戦は16本のシュートを放ちながら無得点にとどまった。また川崎戦は4本、清水戦は8本のCKを獲得したが、それがゴールにつながっていない。流れの中で取り切れないだけに、セットプレーの不発が尾を引いている。
守備も勝負所で小さな隙を作り、取れる勝ち点を落としてしまっている。狙い通りに試合を運びながら“詰め”を欠いているのがチームの現状だ。
文:大島和人
【プラス材料】
リーグ前節の仙台戦は1-4と大敗した。チームは大きなダメージを受けているのかと思いきや、マッシモ・フィッカデンティ監督は「ゲームのやり方自体は良かった」と敗戦のなかからポジティブな部分を見つけ出していた。実は選手たちも「自分たちが攻めていたし、ボールも持っていました」と口にしており、失点を反省しながらも内容について悲観することはなかった。
イバルボがゴールを決めただけでなく、要所でキレのある動きを見せるなど好調を維持していることはチームにとってプラス。彼を起点にすることで攻撃はより活性化する。それをゴールにつなげることができれば、リーグ戦連敗脱出への勝利を自分たちの手でつかみ取れる。
【マイナス材料】
今季リーグ戦初の連敗、しかも連敗中の失点は7と鳥栖らしくない。先制を許し、ゴールを奪うためにチームがバランスを崩して失点を重ねるケースが目立っている。同じ轍を踏まないためには、先に失点しないことが大切になる。インサイドハーフの福田晃斗は「失点する時はリスク管理を怠ったり、人数はいるのに守れなかったりしているのでそこはしっかりしたい」と話す。
今週のオフ明けに約1時間半のミーティングを行い、仙台戦での修正点を確認した。鳥栖にとって深刻なのは、ここまでゴールマウスを守り続けてきた守護神・権田修一が戦列から離脱したこと。今節のGKはベテランの赤星拓か、プロ2年目の辻周吾か。いずれにせよ今季リーグ戦初先発となり、辻はプロデビュー戦にもなる。
文:荒木英喜
■ヴァンフォーレ甲府 J1上位レベルの守備力が武器、攻撃面にも改善が見られる
【プラス材料】
甲府は現在15位と残留ラインの辛うじて上に踏み止まっている。今季まだ4勝という結果を見れば苦しんでいることは事実だが、一方で直近の試合内容には大きな改善が見られる。
ここまでの25試合で28失点という守備力はJ1でも上位に入るレベル。今は自陣に引いてブロックを固めるのではなく、前からボールを追い、ショートカウンターにつなげる奪い方をする積極的な守備ができている。
攻撃面もボールを持つ、動かすというところを着実に積み上げており、上位チームを相手にしても主導権をかなり長く取れるようになった。この成長曲線を残り9試合も続けることができれば、内容止まりでなく、内容を勝ち点に結び付けられるチームへと脱皮できるだろう。
【マイナス材料】
目下リーグ戦5戦勝ちなし。勝てる試合を勝てないことで、順位を落としてしまっている。前々節の川崎戦(2-2)、前節の清水戦(0-1)はいずれもチャンスの数で完全に上回ったものの、決め切る力を欠いて勝ち点3を奪えなかった。例えば清水戦は16本のシュートを放ちながら無得点にとどまった。また川崎戦は4本、清水戦は8本のCKを獲得したが、それがゴールにつながっていない。流れの中で取り切れないだけに、セットプレーの不発が尾を引いている。
守備も勝負所で小さな隙を作り、取れる勝ち点を落としてしまっている。狙い通りに試合を運びながら“詰め”を欠いているのがチームの現状だ。
文:大島和人
(C) SOCCERKING All rights reserved.
「連敗」をもっと詳しく
「連敗」のニュース
-
ヤ3—6中(5日) 高橋宏が今季初勝利5月5日21時21分
-
中日が連敗止める=プロ野球・ヤクルト—中日5月5日21時20分
-
ソフトバンク・柳田悠岐が3安打3打点で連敗止める…ロッテ・小島和哉は今季2度目の完投勝利5月5日21時12分
-
中日が連敗止める プロ野球5月5日20時27分
-
阪神の近本、流れ呼ぶ2ラン=攻守で存在感、3連敗阻止—プロ野球5月5日19時29分
-
【関西学生野球】まさか...立命大が開幕5連敗「竹内が一番辛いはず」プロ注目の強打者は2安打でチーム鼓舞5月5日19時3分
-
G大阪FW宇佐美、誕生日に大阪ダービー「3連敗で迎える。むしろ良い状況」リーグ10試合ぶり白星へ強気5月5日18時42分
-
阪神、打線組み替えハマり連敗阻止!佐藤輝のセーフティーバント構えに岡田監督一蹴「出すか。そんなん」5月5日18時3分
-
【巨人】ドラ4泉口友汰の決勝打で連敗ストップ「一日一日が勝負」…イースタン・ロッテ戦5月5日17時34分
-
阪神が巨人を4—2で下して連敗ストップ! 佐藤輝が22年5月6日以来の3番起用で適時打5月5日17時3分