井口卓人「何度でも立ち上がるというメカの思いと離れなかったファンの思いが結果に」/GT300優勝会見

AUTOSPORT web2018年9月16日(日)19時52分

 9月16日にスポーツランドSUGOで行われた2018年のスーパーGT第6戦決勝レース。この戦いを制したSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人と山内英輝がレースをふり返った。


SUBARU BRZ R&D SPORT


井口卓人


「本当に山内選手は“すごーく”SUGOが得意なんだなと思いました。ポール(ポジション)ももちろんですが、前半(スティント)の逃げもいいタイムで走ってくれました。山ちゃんから無線で『タイヤがキツイかも』と言われたのが早かったので、ロングランを覚悟しましたけど、そのロングランも安定したラップで走れましたね」


「チームのみんながすごい苦労して、このクルマを作り上げてくれていて、ファンも見放さずに応援してくれています。その恩返しがここでできてよかったです。個人的な話ですが、昨年子供が生まれて『パパは、いつも暗い顔で帰ってくるな』と思われているかもしれないんですが、今日は明るい顔で帰れるのでホッとしています(笑)」


「トラブルなく走れたことが勝利の要因だと思いますし、何度トラブルが起きても(マシンを)直してくれたメカニックの何度でも立ち上がるという思い、そして(苦戦続きでも)離れなかったファンの思いが、この結果につながったと思います」

表彰台に上がったSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人と山内英輝


山内英輝


「改めてSUGOが“すごーく”好きだなと思いました。スタートから、うまく流れをつかむことができました。


「クルマにもパフォーマンスがありましたけど、タイヤなのか、変な振動があったりもして。トラブルが続いていたので『またなにか起きるんじゃないか』と怖くなったりもしましたけど、最後まで壊れないと信じて走り切ることができました」


「そのあと井口選手がすごい長いスティントを走り抜いてくれたことには感謝しています。ダンロップタイヤ、チーム、スバル、全員の協力があってこその勝利だと思います。メカとファンの思いがすべてだと思います。それに結果で応えたいと思ったことが勝った一番の要因ですね」


「今回、ここは僕が得意(なサーキット)で、次(のオートポリス)は井口選手が得意なので勝ちたいですね」

優勝会見後のフォトセッションを待つ間にセルフィーする井口と山内


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