JSB1000は中須賀克行、ST1000は豊島怜がトップ/全日本ロード第7戦岡山 ART合同走行
全日本ロードレース選手権第7戦岡山ラウンド初日となるART合同走行が9月16日(金)に行われた。
JSB1000クラスは、暫定ランキング2位の渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)とランキング3位の岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が欠場。中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がチャンピオンを決めた状態で岡山ラウンドを迎えた。
中須賀は事前公開テストを欠席しており、初日が1年振りにJSB1000マシンで岡山国際サーキットを走ることになったが、1本目からトップタイムを記録。2本目には、1分30秒941までタイムを縮め、2番手を1秒以上引き離して初日トップにつけた。
「事前テストを走っていなかったので、少し不安はありましたが、今シーズン進化させてきたマシンに、昨年のデータを当てはめたセットからスタートして、限られた時間の中でアジャストしていきました。2本目にニュータイヤを履いてアタックして、昨年よりタイムが出たので順調に仕上がっています。今回も勝つことだけに集中して走ります」と中須賀。
2番手に榎戸育寛(SDG Honda Racing)が1分31秒971、3番手に作本輝介(AstemoHondaDreamSIRacing)が1分32秒065で続き、左鎖骨の手術を終えたばかりの亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)は、1分32秒238で4番手につけた。
「痛み止めは飲んでいますけれど、意外に痛みは少ないので、タイムとかマシンセットとか言うより何とかレースを走り切ることを考えます」と亀井。
代役は俺の加賀山就臣(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)は、赤ゼッケンのナンバー4をつけて登場。セッション2回目に1分32秒408までタイムを縮め7番手につけた。「少し慣れて来たといえば慣れて来ましたが、まだまだ体力的に厳しい状態なのは、変わりないですね」と言いつつも調子を上げてきている。
ST1000クラスは、2本目に1分32秒911をマークした豊島怜(DOGFIGHTRACING YAMAHA)がトップにつけた。
「1本目はブレーキに問題があり、2回も転倒し赤旗を出してしまい申し訳ありませんでした。ほとんど1本目は走れなかったので、最悪のスタートでしたが、2回目にニュータイヤで1周だけクリアラップが取れたので自己ベストを更新することができました。少しずつですが、レベルアップできているので、レースでもいい結果を残したいですね」と豊島。
2番手に國峰啄磨(TOHO Racing)が1分32秒939で続き、トップ2が1分32秒台。3番手に高橋裕紀(JAPAN POST Honda Dream TP)が1分33秒165、4番手に渡辺一馬(AstemoHondaDreamSIRacing)が1分33秒215、5番手に津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)が1分33秒394、6番手に南本宗一郎(AKENO SPEED・YAMAHA)が1分33秒837、7番手に岩戸亮介(Kawasaki Plaza Racing Team)が1分33秒848と1分33秒台で続いた。
ST600クラスは、事前公開テストでも非公式ながらコースレコード超えのタイムが記録されていたが、レースウイーク初日から、さらに速いタイムが記録された。セッション2回目に鈴木光来(MOTOBUM HONDA)が1分35秒282をマークした。
「うまくクリアラップが取れてベストタイムが出ました。次の周も1分35秒3が出たので、1分35秒台真ん中くらいで周回できると思います。天気が気になるところですが、できればドライでレースがしたいですね。そしていい結果を残したいです」と鈴木。
2番手に芳賀涼大(NITRORACING41yamaha)が1分35秒340、3番手に阿部恵斗(Team 51 GARAGE YAMAHA)が1分35秒370、4番手に伊藤元治が1分35秒384(MOTOBUM HONDA)と僅差で続き、荒川晃大(MOTOBUM HONDA)が1分35秒724で5番手、小山知良(JAPAN POST Honda Dream TP)も1分35秒台に入れ、1分35秒988で10番手につけた。
J-GP3クラスは、尾野弘樹(P .MU 7C GALESPEED)が1分40秒280でトップ。「シーズンも今回を含めて残り2戦なので、現状で一番いい状態にすることを目指してやっています。初日トップだったので、スタートしてはまずまずです」と尾野。
2番手に上原大輝(Team Plusone)が1分40秒684、3番手に木内尚汰(Team Plusone)が1分41秒352と続き、今回も尾野 VS プラスワンのふたりの構図となりそうだ。4番手に小合真士(SDG Motor Sports Jr. Team)が1分42秒067、5番手に森俊也(Team Plusone)が1分42秒355、6番手に中島元気(Honda Hamamatsu ESCARGOT RT)が1分42秒393、7番手に徳留真紀(MARUMAE MTR)が1分42秒532、8番手にチャレンジクラストップとなる三谷然(P .MU 7C GALESPEED)が1分42秒554で続いた。
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