フットサル日本代表候補、浦安に敗戦 指揮官「教訓を見出して次に進むのが宿命」
サッカーキング2020年9月17日(木)16時52分
©JFA/PR
9月14日から千葉県・高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングキャンプを行っていたフットサル日本代表候補は、16日、Fリーグに所属するバルドラール浦安とのトレーニングマッチに臨んだ。
試合は3分、セットプレーから何度かチャンスを作っていた日本代表候補がFP西谷良介のコーナーキックに、ニアで合わせたFP安藤良平のゴールで先制。しかし、その2分後、ゴールクリアランスを受けたFP西谷に浦安FP宮崎貴史がプレスを掛けると、右にスライドした西谷に対してFP大島旺洋も距離を詰め、大島の足に当たったボールがゴールネットを揺らす。日本代表候補にとっては不運な形で、浦安が試合を振り出しに戻した。
15分に浦安の6つ目のファウルで第2PKを得た日本代表候補は、FP森村孝志がこれを危なげなく決め勝ち越しに成功するが、16分にFP加藤竜馬のゴールで再度同点に追いつかれると、さらにファウルを溜め浦安に第2PKを与えてしまう。GKを関口優志に代えて第2PKに備えた日本代表候補だったが、FPディドゥダに関口の右脇を抜く強烈なゴールを決められ、第1ピリオドは2対3と浦安がリードし終了した。
迎えた第2ピリオドで巻き返しを図る日本代表候補は、第1ピリオド同様に浦安にプレスを受けながらもボールをつなぎ、セットプレーからもチャンスを作る。しかし、先制点を決めた浦安FP大島のアシストからFP滝田学に追加点を許し、2点を追う展開に。5分を残し、FP皆本晃をGKに置いたパワープレーから1点を返した日本代表候補だったが、その後はゴールを奪えず3対4で試合終了。クラブチームとのトレーニングマッチを敗戦で終えた。
日本代表候補を率いるブルーノ・ガルシア監督は試合後のオンライン記者会見で「シンプルに言って、トレーニングで見せていたパフォーマンス、準備をして到達することができていたレベルに遠く及ばず、試合で出すことができなかったということです。特に前半は、色々な部分で精度を欠いて、トレーニングで取り組んできたものが形になりませんでした。後半は持ち直して、ゲームを支配して進められましたが、トレーニングで『後半だけが良くてもいいゲームには及ばない』と話してきたことが、実際に起きてしまった。久しぶりの試合ではありましたが、素晴らしい相手であり、この機会に協力をしてくれたバルドラール浦安には感謝しています。足りなかったところを教訓にして、トレーニングのレベルをいかに試合に持ち込むか、トレーニングと試合のレベルをどこまで近づけられるかということが、この後の3カ月間、AFCフットサル選手権に向けてのテーマになると思います」と試合を振り返った。
トレーニングマッチであるとはいえ、Fリーグのクラブチームに敗戦を喫したことで、FIFAフットサルW杯の予選を兼ねたAFCフットサル選手権に向けて不安視する声も上がったが「代表チームとクラブチームが試合をすることは、これまでも何度も経験していて、非常に難しいものだと理解した上で臨んでいます。浦安が素晴らしいプレーをしたことは間違いないですし、一方で自分の所属チームと戦う状況の選手もいて、簡単ではない中で今日のような展開になったことで、教訓を得る結果になりました。代表チームがそういう状況の中で、新たに改善する余地を見つけることができた。それをしっかりと把握して、次のステップに、またさらに次のステップに、と向上できるように取り組んでいくだけだと考えています」「不安は全くありません。私たちは代表チームの宿命、使命として、勝っても、負けても、引き分けても、教訓を見出して、改善して、また次の試合に必ず勝つという姿勢で臨まないといけません。相手がどこであっても、結果の捉え方には関係はないと考えています。今の私たちは、試合をしてそのような教訓や改善点を洗い出して、積み上げる必要性がある段階にきています。なので、一つの目の前の勝敗が、その後にネガティブな影響を与えるということは私のマインドには全くありません」と、試合から得たものを今後に生かしていくことを強調した。
▼トレーニングマッチ結果
9月16日(水)高円宮記念JFA夢フィールド
フットサル日本代表候補 3-4 バルドラール浦安
試合は3分、セットプレーから何度かチャンスを作っていた日本代表候補がFP西谷良介のコーナーキックに、ニアで合わせたFP安藤良平のゴールで先制。しかし、その2分後、ゴールクリアランスを受けたFP西谷に浦安FP宮崎貴史がプレスを掛けると、右にスライドした西谷に対してFP大島旺洋も距離を詰め、大島の足に当たったボールがゴールネットを揺らす。日本代表候補にとっては不運な形で、浦安が試合を振り出しに戻した。
15分に浦安の6つ目のファウルで第2PKを得た日本代表候補は、FP森村孝志がこれを危なげなく決め勝ち越しに成功するが、16分にFP加藤竜馬のゴールで再度同点に追いつかれると、さらにファウルを溜め浦安に第2PKを与えてしまう。GKを関口優志に代えて第2PKに備えた日本代表候補だったが、FPディドゥダに関口の右脇を抜く強烈なゴールを決められ、第1ピリオドは2対3と浦安がリードし終了した。
迎えた第2ピリオドで巻き返しを図る日本代表候補は、第1ピリオド同様に浦安にプレスを受けながらもボールをつなぎ、セットプレーからもチャンスを作る。しかし、先制点を決めた浦安FP大島のアシストからFP滝田学に追加点を許し、2点を追う展開に。5分を残し、FP皆本晃をGKに置いたパワープレーから1点を返した日本代表候補だったが、その後はゴールを奪えず3対4で試合終了。クラブチームとのトレーニングマッチを敗戦で終えた。
日本代表候補を率いるブルーノ・ガルシア監督は試合後のオンライン記者会見で「シンプルに言って、トレーニングで見せていたパフォーマンス、準備をして到達することができていたレベルに遠く及ばず、試合で出すことができなかったということです。特に前半は、色々な部分で精度を欠いて、トレーニングで取り組んできたものが形になりませんでした。後半は持ち直して、ゲームを支配して進められましたが、トレーニングで『後半だけが良くてもいいゲームには及ばない』と話してきたことが、実際に起きてしまった。久しぶりの試合ではありましたが、素晴らしい相手であり、この機会に協力をしてくれたバルドラール浦安には感謝しています。足りなかったところを教訓にして、トレーニングのレベルをいかに試合に持ち込むか、トレーニングと試合のレベルをどこまで近づけられるかということが、この後の3カ月間、AFCフットサル選手権に向けてのテーマになると思います」と試合を振り返った。
トレーニングマッチであるとはいえ、Fリーグのクラブチームに敗戦を喫したことで、FIFAフットサルW杯の予選を兼ねたAFCフットサル選手権に向けて不安視する声も上がったが「代表チームとクラブチームが試合をすることは、これまでも何度も経験していて、非常に難しいものだと理解した上で臨んでいます。浦安が素晴らしいプレーをしたことは間違いないですし、一方で自分の所属チームと戦う状況の選手もいて、簡単ではない中で今日のような展開になったことで、教訓を得る結果になりました。代表チームがそういう状況の中で、新たに改善する余地を見つけることができた。それをしっかりと把握して、次のステップに、またさらに次のステップに、と向上できるように取り組んでいくだけだと考えています」「不安は全くありません。私たちは代表チームの宿命、使命として、勝っても、負けても、引き分けても、教訓を見出して、改善して、また次の試合に必ず勝つという姿勢で臨まないといけません。相手がどこであっても、結果の捉え方には関係はないと考えています。今の私たちは、試合をしてそのような教訓や改善点を洗い出して、積み上げる必要性がある段階にきています。なので、一つの目の前の勝敗が、その後にネガティブな影響を与えるということは私のマインドには全くありません」と、試合から得たものを今後に生かしていくことを強調した。
▼トレーニングマッチ結果
9月16日(水)高円宮記念JFA夢フィールド
フットサル日本代表候補 3-4 バルドラール浦安
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