WRC:ペター・ソルベルグが6年ぶりにWRC参戦。フォルクスワーゲンから第12戦カタルーニャ参戦
カスタマー向けラリーカー市場に新型車両『フォルクスワーゲン・ポロGTI R5』の投入を予定しているフォルクスワーゲン・モータースポーツは、車両の実戦デビューとなるWRC世界ラリー選手権第12戦カタルーニャでペター・ソルベルグを起用すると発表した。
2016年限りでWRC世界ラリー選手権でのワークス活動を終了したフォルクスワーゲンは、カスタマーチーム向けラリー車両として人気を博しているR5市場へ参入するべく、これまでWRCで培ってきたノウハウを活用してポロGTI R5の開発を進めている。
ポロGTI R5のデリバリーは2018年末ごろから開始される予定で、フォルクスワーゲンはそれに先駆けたデモンストレーションとして10月25〜28日に行われるラリー・スペインのWRC2クラスへワークス参戦し、1戦限りではあるがWRCへ“復帰”。2台のポロGTI R5を走らせる。
ポロGTI R5を操るドライバーのうち、1組目についてはエリック・カミリを起用することがアナウンス済み。残る2組目のドライバーにはポロGTI R5の開発に携わった2003年のWRCチャンピオンであるソルベルグが選ばれた。
これまでWRCで通算13勝、188回の出走経験を持つソルベルグは2012年にWRCへのフル参戦を終了しており、実に6年ぶりの出走。またクラスは異なるものの、このラリー・カタルーニャにはソルベルグのほか、セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)、セバスチャン・ローブ(シトロエンC3 WRC)も参戦し、3名のWRCチャンピオンが顔をそろえることになる。
「フォルクスワーゲンとともにWRCへ舞い戻るというのは特別な機会だから、喜んでオファーを受け入れたよ」とソルベルグ。
「1月にスウェーデンでマシンをテストしたけど、ずっと走り続けていたいと思うほどだった。ポロGTI R5は開発の初期段階からすべてがしっかりと機能していたんだ」
「ラリー・スペイン(ラリー・カタルーニャ)が待ち遠しいよ。WRC参戦時代からグラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)のコンビネーションが好きだったからね。それにスペインは2012年にWRCキャリアに幕を下ろした場所でもあるから特別な感情を抱くよ」
「ポロGTI R5のキャリアを最高な形でスタートさせたいと願っている」
フォルクスワーゲン・モータースポーツのスベン・スミーツ代表は、ソルベルグを「真のラリーヒーローだ」と評している。
「つねに全開で110%の力を発揮するというのがペターのトレードマークなんだ。彼はポロGTI R5をテストした経験があり、我々がこのカスタマー向けマシンのデビュー戦でステアリングを託したいとずっと願っていた候補者だった」
WRC第12戦カタルーニャは10月25〜28日に開催される。
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