ELデビュー戦で同点弾起点…新たな経験積むAZ菅原由勢「本当に毎日が刺激的」
サッカーキング2019年9月21日(土)8時12分
パルチザン戦でELデビューを飾った菅原由勢 [写真]=Getty Images
今夏からオランダでの挑戦をスタートさせたAZのDF菅原由勢が新たな欧州の舞台に立った。19日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第1節のパルチザン戦に出場し、世界最高峰のチャンピオンズリーグ(CL)に次ぐ欧州の大会本戦でデビューを飾った。
菅原はこの試合でベンチスタートだったが、思わぬ形で出番が訪れた。右サイドバックのポジションを争うノルウェー代表DFヨナス・スヴェンソンが1点リードの27分に、抜け出したパルチザンFW浅野拓磨を倒して一発退場。この緊急事態にFWウサマ・イドリシと代わって急きょピッチに立った。
「アップもしていなかったし、急に行くぞって言われて。でも心の準備はしていて、(試合中に)自分がやるべきことを見ていたし、チームとして10人になって何をすべきかは、ピッチの中で解決していくものだと思っていたので、まずはしっかり試合の流れに乗るように意識していました」
だが、10人となったAZは劣勢を強いられ、41分にはPKを与えて前半の内に同点とされると、61分にこぼれ球を押し込まれて逆転を許した。それでも、「誰1人下を向いていなかったし、後半に1点を入れられる前からカウンターのいい形を作れていた」と菅原が言うように、チームは虎視眈々とチャンスを狙っていた。
勝ち越されてから6分後、センターバック(CB)からパスを受けた菅原がダイレクトで中央へ叩くと、これがカウンターへのスイッチとなり縦への勢いが加速。ニアのMFフレドリク・ミットシエがスルーし、センターサークル内のMFケルヴィン・ステングスが受けて冷静なターンから丁寧に前線へ浮き球を送ると、FWマイロン・ボアドゥが抜け出してゴールネットを揺らした。菅原の“狙い通り”の起点から生まれた鮮やかなカウンターだった。
「逆サイドで僕らがボールを奪ったときに、相手がボールウォッチャーになっていて、片方に偏っているなと思っていた。そのケースを見ながら、自分にボールが来た時のことをいろいろ考えながらやっていて、運よくボールが来たので、CBの選手から僕にパスが来る時に時間もあったし、ケルヴィン選手が空いていたのが見えて、そこにつければ相手は嫌だろうなと思ったので、予想通りでした。僕のパスが起点になったと思うので、そこはポジティブに捉えています」
AZはその後も押し込まれる展開が続いたが、なんとか耐え切って2−2の引き分けで価値ある勝ち点1を手にした。「チームはポジティブだと捉えていますし、不運な形での失点も重なって、難しいゲームだったなと思います。本当に辛抱強く戦った試合だったので、チームメイト全員を讃えるべきだと思います」
オランダに渡ってから早3カ月。これまでエールディヴィジ(1部)でポジション争いをするかたわら、Bチームの一員としてエールステ・ディヴィジ(2部)でも出場機会が与えられ、そしてELという大舞台でもデビューを飾った。10月3日に行われる次節のマンチェスター・U戦では、スヴェンソンが出場停止処分のため、ビッグクラブとの対戦でスタメン出場する可能性も高い。そんな恵まれた環境の中で、着実に新しい経験を吸収している。
「練習でも数字を意識するようになりました。ゴールやアシストするのが一番ですし、そこはこだわっています。得点の機会があるなら積極的にシュートを打つようにしているし、ボールを常に要求するのは心がけています。そこは他の選手もやっていることなので、刺激を受けて僕も変わっているところだと思います」
「出場した時に結果で応えなければいけないのは感じていて、充実感もあるけど、危機感もあるので、本当に毎日が刺激的です」。そう話す菅原の清々しい表情には、さらなる成長への自信が漂っていた。
菅原はこの試合でベンチスタートだったが、思わぬ形で出番が訪れた。右サイドバックのポジションを争うノルウェー代表DFヨナス・スヴェンソンが1点リードの27分に、抜け出したパルチザンFW浅野拓磨を倒して一発退場。この緊急事態にFWウサマ・イドリシと代わって急きょピッチに立った。
「アップもしていなかったし、急に行くぞって言われて。でも心の準備はしていて、(試合中に)自分がやるべきことを見ていたし、チームとして10人になって何をすべきかは、ピッチの中で解決していくものだと思っていたので、まずはしっかり試合の流れに乗るように意識していました」
だが、10人となったAZは劣勢を強いられ、41分にはPKを与えて前半の内に同点とされると、61分にこぼれ球を押し込まれて逆転を許した。それでも、「誰1人下を向いていなかったし、後半に1点を入れられる前からカウンターのいい形を作れていた」と菅原が言うように、チームは虎視眈々とチャンスを狙っていた。
勝ち越されてから6分後、センターバック(CB)からパスを受けた菅原がダイレクトで中央へ叩くと、これがカウンターへのスイッチとなり縦への勢いが加速。ニアのMFフレドリク・ミットシエがスルーし、センターサークル内のMFケルヴィン・ステングスが受けて冷静なターンから丁寧に前線へ浮き球を送ると、FWマイロン・ボアドゥが抜け出してゴールネットを揺らした。菅原の“狙い通り”の起点から生まれた鮮やかなカウンターだった。
「逆サイドで僕らがボールを奪ったときに、相手がボールウォッチャーになっていて、片方に偏っているなと思っていた。そのケースを見ながら、自分にボールが来た時のことをいろいろ考えながらやっていて、運よくボールが来たので、CBの選手から僕にパスが来る時に時間もあったし、ケルヴィン選手が空いていたのが見えて、そこにつければ相手は嫌だろうなと思ったので、予想通りでした。僕のパスが起点になったと思うので、そこはポジティブに捉えています」
AZはその後も押し込まれる展開が続いたが、なんとか耐え切って2−2の引き分けで価値ある勝ち点1を手にした。「チームはポジティブだと捉えていますし、不運な形での失点も重なって、難しいゲームだったなと思います。本当に辛抱強く戦った試合だったので、チームメイト全員を讃えるべきだと思います」
オランダに渡ってから早3カ月。これまでエールディヴィジ(1部)でポジション争いをするかたわら、Bチームの一員としてエールステ・ディヴィジ(2部)でも出場機会が与えられ、そしてELという大舞台でもデビューを飾った。10月3日に行われる次節のマンチェスター・U戦では、スヴェンソンが出場停止処分のため、ビッグクラブとの対戦でスタメン出場する可能性も高い。そんな恵まれた環境の中で、着実に新しい経験を吸収している。
「練習でも数字を意識するようになりました。ゴールやアシストするのが一番ですし、そこはこだわっています。得点の機会があるなら積極的にシュートを打つようにしているし、ボールを常に要求するのは心がけています。そこは他の選手もやっていることなので、刺激を受けて僕も変わっているところだと思います」
「出場した時に結果で応えなければいけないのは感じていて、充実感もあるけど、危機感もあるので、本当に毎日が刺激的です」。そう話す菅原の清々しい表情には、さらなる成長への自信が漂っていた。
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