佐々木麟太郎の妹・秋羽 俊足生かしてのバントは断念 「本当に痛そうだったので」松井秀喜氏気遣う

スポーツニッポン2024年9月23日(月)17時52分

 ◇エキシビションマッチ 高校野球女子選抜3―17KOBE CHIBEN(2024年9月23日 東京D)

 マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(50)率いるアマ野球チーム「KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜のエキシビションマッチが東京ドームで行われた。高校野球女子選抜では、花巻東(岩手)から米スタンフォード大へ進学する佐々木麟太郎内野手(19)の妹、秋羽(しゅう、花巻東)が「7番・二塁」でスタメン出場した。

 佐々木は3回の第2打席で一度はバントを試みたもののファウル。2回に中堅から三塁へポジションを変えていた元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(50)が、初回の守備で足を痛めていたことは知らなかったという。ファウル後に松井氏から「バントしないで!」と懇願され、イチロー氏と真っ向勝負したものの、空振り三振に倒れた。

 50メートル6秒4の俊足が武器という佐々木は、試合前に兄・麟太郎から「持ち味の足を絡めてプレーをしたら」とアドバイスされていたと明かした。「もう1回バントで出塁しようかと思ったけど、松井さんが本当に痛そうだったのでやめました」と苦笑い。4回には松井氏の強烈な打球が守備位置を襲ったが、「追いつけなくて、すぐピューンといってしまった」と右前打に。試合後に松井氏から「大丈夫だった?」と気遣われ、「大丈夫です」と答えたという。

 「凄く豪華なメンバーと野球ができるのは人生で1回きりだと思う]と感謝を口にした佐々木。兄・麟太郎に「今日の経験を伝えたい」と話し、高校卒業後の進路については「次のレベルで野球をやりたいと思っている」と明かした。

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