中上、MotoGPアラゴンGPではフロントに問題発生。「トップ10圏内フィニッシュのチャンスがあった」
MotoGP第14戦アラゴンGPで、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は12位フィニッシュ。今季自己ベストタイとなる順位でのゴールとなった。しかし、中上にとってはトップ10もねらえたレースだっただけに、その内容には満足していない。
アラゴンで迎えた週末を、中上は順調に進めていた。予選ではQ1で2番手タイムをマークしてQ2進出を果たし、そのQ2ではライダーたちが自身の後ろに付かれることを嫌がってけん制し合うコース状況に渾身のアタックとはいかなかったようだが、中上は12番グリッドを獲得した。
決勝ではマーべリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ・MotoGP)が予選時のスロー走行について3グリッド降格のペナルティを受けたため、中上のグリッドが11番手に繰り上がった。トップ10圏内でのフィニッシュも目の前という位置からレースをスタートする。
「スタートを上手く決め、1コーナーはタイトでみんなが密集するのですが、いいスペースをみつけて8番手か9番手あたりにつけることができました。その後、アレイシ(・エスパルガロ)とバトルになったのですが、ギヤでミスをしてしまい、コーナーの立ち上がり加速で多くの選手に抜かれてしまいました」
それでも序盤はうまく走ることができたという中上。しかし、10周をすぎたあたりからはフロント、特に左コーナーでのブレーキングに問題を抱えながらのレースとなった。ペースの上がらない中上は、11番手から13番手の間でポジションを争うことになる。
「最後はヨハン(・ザルコ)やブラドリー(・スミス)、フランコ(・モルビデリ)たちとのバトルになり、12位でゴールしました。シーズンの自己ベストタイ記録だと思いますが、今日はトップ10圏内でフィニッシュするチャンスがあったので、あまりうれしいという気持ちにはなれません」
第4戦スペインGP以来の12位フィニッシュも、さらに上位をねらっていた中上にとっては満足のいくレースではなかった。
それでも万全の状況ではないなか、ポイント圏内でフィニッシュを果たした。そのポテンシャルはまだまだあるということだ。次戦タイGPから始まるフライアウェイのレース、そして母国グランプリである日本GPではさらなる上位を争う中上の活躍に期待が高まる。
「MotoGP」をもっと詳しく
「MotoGP」のニュース
-
ヤマハ、新アイテムを投入に「次戦でいくつか使う」初めての“劇的な変化”に好感触/MotoGPへレステスト4月30日14時55分
-
ヨハン・ザルコ、ホンダの試作マシンは「まだ一歩を踏み出したと言えない」/MotoGPへレステスト4月30日13時30分
-
【タイム結果】2024MotoGPヘレス公式テスト4月30日1時14分
-
優勝争いで再び激突した二人の王者。勝負に備えたバニャイアとタイヤが限界を迎えたM.マルケス/第4戦スペインGP4月29日15時15分
-
ダニ・ペドロサ、決勝では転倒もKTM RC16の「何を変える必要があるのかを考えたい」/第4戦スペインGP4月29日10時5分
-
バニャイア、前年度王者らしい走りで今季2勝目「最後のラップに余裕を持って完璧に管理できた」/第4戦スペインGP4月29日8時28分
-
【ポイントランキング】2024MotoGP第4戦スペインGP終了時点4月28日22時49分
-
バニャイア、M.マルケスとのドゥカティ対決を完全制圧。開幕戦以来の今季2勝目/第4戦スペインGP4月28日22時19分
-
【順位結果】2024MotoGP第4戦スペインGP 決勝4月28日21時45分
-
【順位結果】2024MotoGP第4戦スペインGP Moto2 決勝4月28日19時56分
スポーツニュースランキング
-
1J1広島巡り安芸高田市長から反論。新潟スポンサー社長がX閉鎖へ「悲しい」 FOOTBALL TRIBE
-
2大谷翔平の驚がく2本塁打に地元メディア「国の宝だ」「1ドルたりとも無駄にしない価値がある」 スポーツ報知
-
3息できてるか…? 大谷翔平、特大アーチを打った瞬間に“異変”が起きた…!? 相手投手の“動き”がヤバすぎると話題に「秒で確信」「この打球ならしょうがない」 ABEMA TIMES
-
4これは反則レベル!大谷翔平、中継カメラがとらえたヤバすぎる“数秒間” 特大アーチ直後に見せた一瞬の“表情”にファン騒然「秒で確信したな」「なんだ、ただの神か…」 ABEMA TIMES
-
5バドミントン桃田賢斗「泣きそうになりながら、こらえた。もうやり残したことはない」トマス杯が終了し日本代表引退 スポーツ報知