センアーノ神戸ジュニアが“一丸快走”で全勝優勝!…EXILE CUP 2019決勝大会
サッカーキング2019年9月24日(火)20時1分
EXILE CUP決勝大会を制したセンアーノ神戸ジュニア
今年で10回目を迎えた小学4年生から6年生が対象のフットサル大会「EXILE CUP」。「10年続いたことは感慨深いし、継続することが大事。最初は体育館で (小規模に)やって、今では全国でも強豪チームが参加するようになった」と岡田武史さん(大会アドバイザー・FC今治オーナー)が語る今大会の決勝大会が、9月15日に愛媛県今治市のありがとうサービス.夢スタジアムで開催された。
12の地区大会を勝ち上がった日本全国の小学生たちが並ぶ開会式には、夏の強い日差しと程よい冷感のある秋風が交錯する。
「日頃の練習の成果を出しきってください! 応援しています」(EXILE ÜSA・スペシャルサポーター)、「今年もすごく楽しみにしてきました。元気に頑張ってください」(ラモス瑠偉・ビーチサッカー日本代表監督)、「アツい戦いを見られるのを楽しみにしています!」(武部柚那・E-girls、スダンナユズユリー)、「少しでも皆さんのサポートをできるように頑張ります」(川本璃・Happiness)、「仲間といい思い出を作りながら優勝を目指してください」(MABU)と、豪華なゲストたちから激励を受け、考案者のEXILE ÜSAさんから直伝となった「ダンス体操」を終えると緊張感は徐々に高まっていった。
第一試合開始18秒、「最初だし、思い切り打とうと思いました」と言う末宗寛士郎(すえむね かんしろう)君(オオタフットボールクラブ・中国大会代表)のゴールを号砲に、決勝大会の幕が上がった。
2ブロック6チームずつの総当たりで行う予選リーグ(各ブロック2チームが準決勝へ進出)では、パス中心かつディフェンスも手堅いサッカーをするチームが多く見られた。その中で目を引いたのは、FCヴォルティーダ沖縄ジュニア(九州大会2代表)と、JSNサッカークラブ(北海道大会代表)。
「個を伸ばすことをテーマに指導している」(石子監督)FCヴォルティーダ沖縄ジュニアは、オフェンスもディフェンスも個性的。前線にドリブラー2人が並び、快足アラが駆け上がる“スリートップ”オフェンスを、対人守備に優れ、セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)を目指すフィクソ比嘉大空(ひが かなた)君が、果敢な守備で下支えする。
一方JSNサッカークラブは、フットサル的なディフェンスが魅力のチーム。ハーフラインを超えるや、二人掛かりで猛然とボールホルダーに詰め寄る。「チャレンジするところを大切にしている。(寄せが)かぶることもチームとしてOKにしている」(小門監督)とするディフェンスは、関東、関西の強豪からもミスを誘発させていた。
JSNサッカークラブは予選リーグを2勝3分けで終え、トーナメント出場とはならなかったが、順位決定戦で勝利を収め、6戦負けなしで5位。「初めての全国大会だったのでいい経験になった。みんな楽しんでいたから良かったと思います」と振り返ったゴレイロの渡辺悠太(わたなべ ゆうた)君は、「毎試合失点しないGK」を夢見ていた。
準決勝では、FCヴォルティーダ沖縄ジュニアと宝塚CABO夢チャレンジ(関西大会2代表)、フウガドールすみだエッグス(関東大会1代表) とセンアーノ神戸ジュニア(関西大会1代表)が対戦。フットサルを主戦場とする宝塚CABO夢チャレンジが、ケガ人も出て疲れの見えていたFCヴォルティーダ沖縄ジュニアを3-1で退けた。先輩に香川真司(レアル・サラゴサ)選手がいる名門・センアーノ神戸ジュニアは、Fリーグに所属するフウガドールすみだの育成組織を相手に、走り勝つディフェンスを披露。フットサルの技術を出させず、3-0で勝利を挙げた。この結果、決勝戦は関西勢対決となった。
前半は「先に点を取られるときついところがある」(大木宏之センアーノ神戸ジュニア監督)と言うよう、両チームとも失点を警戒して自陣での守りに集中。ロングシュート中心の攻撃と、外へ蹴り出す場面が目立ち、試合はこう着した。
スコアレスで迎えた後半。ハーフタイムに「行けるときはいけ!」と大木監督の檄を受けたセンアーノ神戸ジュニアが、宝塚CABO夢チャレンジの自陣でのパス回しに俊足を飛ばして襲い掛かる。高い位置でボールを奪うと、最後は右サイドの島佑成(しま ゆうせい)君がゴール左隅へ突き刺す。
センアーノ神戸ジュニアの得点で動きだした試合は、宝塚CABO夢チャレンジのアタックで一気に激しくなる。
残り2分以上ある段階で、この日はゴレイロを担当していたピヴォが本職の安井郁杜(やすい くうと)君を最前線へ投入。「点を取ってやろう」と必死でボールを追いかける安井君の姿に客席からはこの日最大の声援が飛んだ。
しかし、センアーノ神戸ジュニアは相手の攻めが途絶えた5分48秒、末谷太一(すえたに たいち)君がゴレイロ不在のゴールへ決めて2-0。これで勝負は決まった。
センアーノ神戸ジュニアは予選リーグ1試合目での2失点以降、無失点で大会を終え、7戦全勝でEXILE CUP 2019決勝大会を席巻した。
大木監督から大会のMVPに指名されたのは、ピヴォとして起点になり、チームプレーが光った高見悠仁郎(たかみ ゆうじろう)君。「チーム一丸で戦って、優勝できて最高です」と声を弾ませた。
決勝戦の後には、多数のゲストに加え、FC今治の現役選手も加わった岡田武史さん率いる「TEAM OKADA」と全チームからの選抜選手が対戦するフレンドリーマッチが行われた。「フレンドリー」の名と程遠いほど両チームともに真剣に挑み、岡田さんやラモス瑠偉さんの技や、FC今治選手の現役ならではのスピードに選手、観客が驚いた。そして、参加した選手たちは高い技術で大人たちを翻弄して、「TEAM OKADA」を驚かせた。
フレンドリーマッチ後の閉会式では、上位3チームへメダル・トロフィーが授与された。その中で会場が最も沸いたのは「ヨーロッパサッカー夢者修行」の授与。優勝チームはサッカーの本場ヨーロッパへ行き、サッカーに触れ、見て、プレーする場が贈られる。
高見君は「(前の優勝チームが)ドルトムントと対戦したりしていて、僕たちもそういうチームと試合ができたらうれしいです。自分と世界の選手たちの差を見つけてきたいです」と夢者修行を心待ちにしている。
EXILE CUPはこれで5大会連続で関西勢が優勝。各大会必ずしも圧勝というわけではないものの、関西勢の充実が目立つ。全国から集まるからこそ、今回の北海道、沖縄のチームを超えるような個性の爆発、新鮮な驚きにもっと出会いたいと思う。
全国の夢者よ、集まれ「EXILE CUP」へ!
文=上溝真司 写真=垂水謙庄
12の地区大会を勝ち上がった日本全国の小学生たちが並ぶ開会式には、夏の強い日差しと程よい冷感のある秋風が交錯する。
「日頃の練習の成果を出しきってください! 応援しています」(EXILE ÜSA・スペシャルサポーター)、「今年もすごく楽しみにしてきました。元気に頑張ってください」(ラモス瑠偉・ビーチサッカー日本代表監督)、「アツい戦いを見られるのを楽しみにしています!」(武部柚那・E-girls、スダンナユズユリー)、「少しでも皆さんのサポートをできるように頑張ります」(川本璃・Happiness)、「仲間といい思い出を作りながら優勝を目指してください」(MABU)と、豪華なゲストたちから激励を受け、考案者のEXILE ÜSAさんから直伝となった「ダンス体操」を終えると緊張感は徐々に高まっていった。
第一試合開始18秒、「最初だし、思い切り打とうと思いました」と言う末宗寛士郎(すえむね かんしろう)君(オオタフットボールクラブ・中国大会代表)のゴールを号砲に、決勝大会の幕が上がった。
2ブロック6チームずつの総当たりで行う予選リーグ(各ブロック2チームが準決勝へ進出)では、パス中心かつディフェンスも手堅いサッカーをするチームが多く見られた。その中で目を引いたのは、FCヴォルティーダ沖縄ジュニア(九州大会2代表)と、JSNサッカークラブ(北海道大会代表)。
「個を伸ばすことをテーマに指導している」(石子監督)FCヴォルティーダ沖縄ジュニアは、オフェンスもディフェンスも個性的。前線にドリブラー2人が並び、快足アラが駆け上がる“スリートップ”オフェンスを、対人守備に優れ、セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)を目指すフィクソ比嘉大空(ひが かなた)君が、果敢な守備で下支えする。
一方JSNサッカークラブは、フットサル的なディフェンスが魅力のチーム。ハーフラインを超えるや、二人掛かりで猛然とボールホルダーに詰め寄る。「チャレンジするところを大切にしている。(寄せが)かぶることもチームとしてOKにしている」(小門監督)とするディフェンスは、関東、関西の強豪からもミスを誘発させていた。
JSNサッカークラブは予選リーグを2勝3分けで終え、トーナメント出場とはならなかったが、順位決定戦で勝利を収め、6戦負けなしで5位。「初めての全国大会だったのでいい経験になった。みんな楽しんでいたから良かったと思います」と振り返ったゴレイロの渡辺悠太(わたなべ ゆうた)君は、「毎試合失点しないGK」を夢見ていた。
準決勝では、FCヴォルティーダ沖縄ジュニアと宝塚CABO夢チャレンジ(関西大会2代表)、フウガドールすみだエッグス(関東大会1代表) とセンアーノ神戸ジュニア(関西大会1代表)が対戦。フットサルを主戦場とする宝塚CABO夢チャレンジが、ケガ人も出て疲れの見えていたFCヴォルティーダ沖縄ジュニアを3-1で退けた。先輩に香川真司(レアル・サラゴサ)選手がいる名門・センアーノ神戸ジュニアは、Fリーグに所属するフウガドールすみだの育成組織を相手に、走り勝つディフェンスを披露。フットサルの技術を出させず、3-0で勝利を挙げた。この結果、決勝戦は関西勢対決となった。
前半は「先に点を取られるときついところがある」(大木宏之センアーノ神戸ジュニア監督)と言うよう、両チームとも失点を警戒して自陣での守りに集中。ロングシュート中心の攻撃と、外へ蹴り出す場面が目立ち、試合はこう着した。
スコアレスで迎えた後半。ハーフタイムに「行けるときはいけ!」と大木監督の檄を受けたセンアーノ神戸ジュニアが、宝塚CABO夢チャレンジの自陣でのパス回しに俊足を飛ばして襲い掛かる。高い位置でボールを奪うと、最後は右サイドの島佑成(しま ゆうせい)君がゴール左隅へ突き刺す。
センアーノ神戸ジュニアの得点で動きだした試合は、宝塚CABO夢チャレンジのアタックで一気に激しくなる。
残り2分以上ある段階で、この日はゴレイロを担当していたピヴォが本職の安井郁杜(やすい くうと)君を最前線へ投入。「点を取ってやろう」と必死でボールを追いかける安井君の姿に客席からはこの日最大の声援が飛んだ。
しかし、センアーノ神戸ジュニアは相手の攻めが途絶えた5分48秒、末谷太一(すえたに たいち)君がゴレイロ不在のゴールへ決めて2-0。これで勝負は決まった。
センアーノ神戸ジュニアは予選リーグ1試合目での2失点以降、無失点で大会を終え、7戦全勝でEXILE CUP 2019決勝大会を席巻した。
大木監督から大会のMVPに指名されたのは、ピヴォとして起点になり、チームプレーが光った高見悠仁郎(たかみ ゆうじろう)君。「チーム一丸で戦って、優勝できて最高です」と声を弾ませた。
決勝戦の後には、多数のゲストに加え、FC今治の現役選手も加わった岡田武史さん率いる「TEAM OKADA」と全チームからの選抜選手が対戦するフレンドリーマッチが行われた。「フレンドリー」の名と程遠いほど両チームともに真剣に挑み、岡田さんやラモス瑠偉さんの技や、FC今治選手の現役ならではのスピードに選手、観客が驚いた。そして、参加した選手たちは高い技術で大人たちを翻弄して、「TEAM OKADA」を驚かせた。
フレンドリーマッチ後の閉会式では、上位3チームへメダル・トロフィーが授与された。その中で会場が最も沸いたのは「ヨーロッパサッカー夢者修行」の授与。優勝チームはサッカーの本場ヨーロッパへ行き、サッカーに触れ、見て、プレーする場が贈られる。
高見君は「(前の優勝チームが)ドルトムントと対戦したりしていて、僕たちもそういうチームと試合ができたらうれしいです。自分と世界の選手たちの差を見つけてきたいです」と夢者修行を心待ちにしている。
EXILE CUPはこれで5大会連続で関西勢が優勝。各大会必ずしも圧勝というわけではないものの、関西勢の充実が目立つ。全国から集まるからこそ、今回の北海道、沖縄のチームを超えるような個性の爆発、新鮮な驚きにもっと出会いたいと思う。
全国の夢者よ、集まれ「EXILE CUP」へ!
文=上溝真司 写真=垂水謙庄
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