レッドブルF1代表、フェラーリのパワーユニットを称賛「燃料も含めさまざまな要素で進歩を実現。彼らを標的に向上を図る」
レッドブル・ホンダF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、3連勝を達成したフェラーリを称賛、パワーユニット(PU/エンジン)部門においてはいまや完全にフェラーリが他をリードする存在であると語った。
フェラーリはパワーサーキットであるスパ・フランコルシャンとモンツァで2019年型パワーユニットの優位性を活用して優勝を果たした。さらに、相性が悪いとみられたシンガポールのマリーナベイ・ストリート・サーキットでは、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールが1−2を成し遂げ、空力面での進歩も証明した。
ホーナーは、特にフェラーリのパワーユニットの進歩に感銘を受けている。何か特効薬的なソリューションを見つけ出したというよりは、さまざまな分野での向上が組み合わされた結果、実現した進歩であると、ホーナーは考えている。
「彼らは限界を押し広げつつある。それを支えているものの一部は電気パワーや燃焼面の進歩であると考えられる。さらに彼らは非常に効率的な燃料を使っているのだろう」とホーナーは言う。
「おそらくはそういったものの組み合わせだ。通常、特効薬的な手段はないので、(前進をもたらしたのは)さまざまなファクターの組み合わせなのだと思う」
F1に現在のパワーユニット規則が導入された2014年以来、メルセデスがパワーユニットのパワー、効率性、信頼性といったあらゆる面において他をリードしてきた。しかし今季のフェラーリはパワーユニットの分野ではメルセデスを超えたのではないかと考えられている。
「非常に印象的なパフォーマンスだ。いまや彼ら(フェラーリ)がF1のエンジン部門ではベンチマークだ」とホーナーは言う。
「これまでメルセデスが他をリードしてきたが、突然フェラーリが反撃した。彼らには感服する。あれほど馬力を引き上げる方法を見つけ出したのだ。その他の者たちは彼らとのギャップを縮めるべく努力していく必要がある」
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