原巨人 高松商・浅野獲り表明で「一掃される選手の名前」
(C)Getty Images
巨人は28日、東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を行い、10月20日のドラフト会議に向け獲得選手をリストアップ。今ドラフトの目玉とされる高松商(香川)の浅野翔吾外野手(3年)を1位指名する方針を固めた。
会議を終えた大塚淳弘球団副代表は、名前こそ明言しなかったもののドラフト1位候補選手について「野手ですよ。去年は投手にいったわけだから。1位は将来性で行きますよ」と説明。「体は小さいですけど、3拍子そろってね。一番はスター性。将来、スーパースターになるような素材だと思っています」とほれ込んでいる様子を見せた。
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浅野は高校通算68本塁打を誇り、夏の甲子園でも3本塁打を放つなど、多くの球団の目を惹いた。走攻守兼ね備えたプレースタイルにも評価が高まっている。
一方、巨人が浅野獲りを表明したことで、ささやかれていることもある。
「浅野獲りに乗り出すということは外野手が補強ポイントということになる。今季は攻撃力を重視して、終盤もポランコ、ウォーカーを配置していたが、守備の問題は改善されず。現在チームにいる外野手は来季相当アピールしないと、厳しい立場に追いやられそうだ」(球界関係者)
不動の中堅として試合に出続けた丸は別格として、特に今季ふがいなさが目立ったのは、背番号が「9」に変更になった松原にもある。
昨年は135試合に出場、打率・274、12本塁打と「育成の星」として飛躍の年となった。迎えた今季、引退した亀井コーチの背番号を受け継ぐなど、継続した活躍が期待されるも、今季はここまで50試合に出場し、打率・113、0本塁打、4打点とさびしい成績となっている。
ほかにもFA砲、梶谷にも厳しい現実が待っていそうだ。今季は5月に左ひざ半月板の手術を行うなどここまで一軍出場はない。移籍1年目の昨季も度重なる故障離脱に加え、シーズン終盤には腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けるなど、FA移籍後は故障続きとあって厳しい目を向けられている。来季は4年契約の3年目。何としても結果が求められそうだ。
チームにとっても2年連続V逸は非常事態。なりふり構わず来季は優勝を目指していくことになる。選手も必死になってついていくしかなさそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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