ペレス「早い段階でバンドーンをパスしたことが6位の好結果につながった」フォース・インディアF1
2017年F1マレーシアGP決勝で、フォース・インディアのセルジオ・ペレスは6位、エステバン・オコンは10位だった。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=6位
僕のキャリアを通じて、一番キツかったレースかもしれない。この週末は、レースをあきらめなければならない可能性もあったからね。最後まで走りきれただけでも、驚くべき結果と言うべきだろう。とにかく意志の力だけでドライブしているような状態だったけど、それもドクターたちが力を尽くしてくれたおかげで可能になったことだ。彼らには感謝しているよ。
いいスタートを決めて、序盤のうちに(ストフェル・)バンドーンをパスできたことが、僕のレースの重要なポイントだった。それ以降は、ペースをコントロールしながら、平穏無事に走り続けることができたからね。タイヤをうまく使って、最初のスティントを延ばすこともできた。唯一プレッシャーを感じたのは(セバスチャン・)ベッテルが迫ってきた時だけど、あれは僕にとって本当の意味での勝負ではなかった。
今回もチームとして重要なポイントを稼いだ。そして、これほど厳しかった週末を、好成績で締めくくることができてうれしい。日本でのレースには、万全の体調で臨みたい。
エステバン・オコン 決勝=10位
残念なレースだったし、あまり満足もしていない。1周目のターン2に向かうところで、(フェリペ・)マッサとの接触でタイヤがパンクし、僕のレースは台無しになってしまった。そのおかげで2周目にピットに入らざるをえなくなり、そこからフィニッシュまで、ほぼレース全体を1セットのソフトタイヤで走ることになったんだ。レースを終えた時点でのタイヤの状態を考えると、最後の1ポイントを獲得できたのは上出来だった。
レース中のもうひとつの災難は、(カルロス・)サインツJrをオーバーテイクしようとした時に、彼にヒットされたことだ。本来なら彼と順位を争うことはなかったはずだが、僕は序盤のパンクのせいでアウト・オブ・ポジションになり、そこから何とかリカバーしようとしていたんだ。彼が何をしていたのか知らないが、とにかく彼はタイヤをロックアップさせ、真っ直ぐに僕のクルマに突っ込んできて、スピンさせられた。
僕としては、早く忘れてしまいたいレースだ。クルマ自体のペースは良かったのに、それを生かせなかったからね。
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