M.マルケス、ホンダのホームで3位表彰台「僕たちが1年を通して求めていたもの」/MotoGP第14戦日本GP
10月1日、2023年MotoGP第14戦日本GP MotoGPクラスの決勝が栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは3位、ジョアン・ミルは12位で終えている。
日本勢の中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は11位、アレックス・リンスの代役として土曜日のセッションから参戦しているステファン・ブラドル(LCRホンダ・カストロール)は14位となった。
最終日を迎えたもてぎは、早朝に降った雨の影響で、朝のウォームアップ走行は所々にウエットパッチが残るコンディションとなった。さらにMotoGPクラスの決勝を迎えた午後3時には、レース開始目前にして雨が降り出してしまう。
全ライダーがスリックタイヤのマシンで、スタートを切っていく。しかし、早々にホワイトフラッグが提示され、1周を終えてほとんどのライダーがレインタイヤを装着したマシンに乗り換えを行う。マルケスとミルも同タイミングで入り、マシンを乗り換えてレースに戻る。
7周を終える頃には全ライダーがレインタイヤに履き替え、順位が落ち着き、トップはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)、2番手にマルケスが続く。しかし、後方から迫ってきたライダたちに次々と交わされて、一時5番手まで順位を下げてしまう。ミルは、その後方の8番手でジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)とバトルを繰り広げていた。
その後、マルケスはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)、さらにミゲール・オリベイラ(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)を抜いて、4番手にポジションを上げる。12周目には、前を走るマルコ・ベゼッチ(ムーニーVR46レーシング・チーム)を捉えて3番手に浮上し、前との差を詰めていく。
ミルもミラーとのバトルの末に7番手につけていたが、12周目に雨の影響で視界不良に悩まされ、ポジションを落としてしまう。しかし、その直後にレッドフラッグが提示されてレースは一時中断。その後、中断前の順位にてリスタートのアナウンスが流れるも、サイティングラップで再び赤旗が提示されてそのままレース終了となった。
そのため、マルケスは3位表彰台、ミルは12位でポイント獲得という結果になった。マルケスにとってはキャリア通算140度目、最高峰クラスでは101度目の表彰台。今シーズンはスプリントでの勝利はあったものの、決勝レースでの表彰台獲得は、2022年の第18戦オーストラリアGP以来のこととなった。
また、代役参戦のブラドルは、決勝ではややタイミングを遅らせてマシンの乗り換えを行った。その後、トリッキーなコンディションの中でも終始安定した走りを見せた。土曜日からの急遽参戦となったが、14位でポイントを獲得している。
■マルク・マルケス(決勝:3位)
「久しぶりに表彰台に立つことができて最高の気分だよ。しかも、ホンダのホームGPであり、多くのファンやホンダの関係者に囲まれてのレースで、とてもロマンチックだった」
「今日はスタートしてすぐにマシンをチェンジしたから、まずはウエットタイヤを理解することから始めたんだ。その時点ではあまり濡れていなかったから、タイヤに負担を掛けないように気を付けなければならなかった。コース上の水量が増えていくのを確認してからアタックを開始したんだ。ペースはとてもよくて、おもしろいレース展開になったと思うけど、最終的にはレースディレクションが本当にいい仕事をしてくれたよ」
「適切なタイミングで的確な判断だったと思う。彼らにはもちろん、レプソル・ホンダ・チームのみんなにもお礼を言いたい。今日のような日は、本当にいろいろな要素が関係してくるけど、チームはすべてをうまく処理してくれた。この表彰台は、僕たちが1年を通して求めていたものであり、後半戦の追い上げに向けていい弾みになったよ」
■ジョアン・ミル(決勝:12位)
「今日はヘルメットの視界に問題があったんだ。これまで一度も経験のないことで、とても残念だった。視界が悪くて、コース上の基準点が分からなくなってしまった。ジャック・ミラー選手とバトルしているときはまだ少し見えていたけれど、雨が強くなってからはペースを落とす必要があったんだ」
「それでも、今日はスピードがあることを証明できたと思う。もっとできることがあったと思うから、本当に残念だ。1週間のオフがあるから、トレーニングをして、少し休んでから次のレースに挑むよ」
■中上貴晶(決勝:11位)
「クレイジーなレースで、戦略を決めるのが本当に難しかったです。全体的には、次のレースに向けて前進するためのポジティブな材料がいくつか見つかったので満足しています。チームの仕事とファンの応援に感謝したいです」
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