【鹿島vs横浜FCプレビュー】連勝でACL出場権争いに残りたい鹿島…上位からの勝ち点奪取を目論む横浜FC
サッカーキング2021年10月2日(土)1時54分
[写真]=兼子愼一郎、清原茂樹
■鹿島アントラーズ 自分たちの攻撃の形を作れるか。選手の連動がカギを握る
【プラス材料】
前節のセレッソ大阪戦はアウェイで2-1の逆転勝ち。首位の川崎フロンターレにショッキングな敗れ方をした直後の試合で勝ち点3を手にすることができた。チームの緊張感や集中力がつながったと言えるだろう。来季のACL出場権が与えられる3位の名古屋グランパスまで、勝ち点4差の6位に踏みとどまったこと。そして、何よりも川崎F戦後に再び持ち上げた気持ちの面で、この勝利は大きな意味があった。
戦いぶりに目を移しても、1失点を喫したものの、アグレッシブな守備をベースにほとんどの時間をC大阪陣内でプレー。そして、相馬直樹監督も早めの交代策を打つなど、采配に覚悟を示した。終盤戦を走り抜く下地は整っている。
【マイナス材料】
C大阪戦では守備面での成果が大きかった一方、攻撃面に目をやると不安に映った。最後の崩しの場面で連動できる人数は2人程度で、3人目の動きがつながってきていない。そのため、安定して得点を重ねていくことは難しいように感じる。
司令塔になっているMFディエゴ・ピトゥカのプレーそのものは悪くないが、ボールを預ける相手が限定的で、周囲が同じ絵を描きにくいという面があるのかもしれない。また、良い守備でボールを奪っても、そこから良い攻撃に出ていくことができないことが引っかかる。
リーグ戦も終盤を迎え、対戦相手もそれぞれの目標に向かって戦い方を選択してくる中、自分たちの攻撃の形を持てていないのは、残り試合全勝を目指しているチームにとっては不安要素に挙げられる。
文:totoONE編集部
■横浜FC ダービーマッチで大活躍を見せたブラジル人ストライカーに注目
【プラス材料】
前節の“横浜ダービー”では意地を見せた。優勝争いを繰り広げ、逆転でのリーグ制覇を狙う横浜F・マリノスも勝ち点3が欲しい中でアグレッシブに戦ってきたが、その勢いとパワーに屈することない戦いを披露。一時逆転を許すが、試合終了間際に追いつき勝ち点1を手に入れた。
その“横浜ダービー”で輝きを放ったのがFWサウロ・ミネイロ。チームを残留に導くために今夏加わったブラジル人ストライカーが2度目の先発起用で気を吐いた。連動した崩しから奪った先制点の場面では点取り屋らしく絶妙なポジションで待ち構え、土壇場で奪った同点ゴールの場面では嗅覚を発揮。2得点の爆発を見せた。
2試合連続完封負けが続くなど、攻撃力に課題があった中で2ゴールを奪えたことはポジティブである。攻撃陣には他のチームと比べても引けを取らない強烈な個を持ったタレントがいるだけに、そこまで運んでいく形を突き詰められれば光は見えてきそうだ。
【マイナス材料】
“横浜ダービー”で勝ち点1をもぎ取ったとはいえ、勝ちなしは「4」に伸び、残留圏との勝ち点差も「8」と厳しい状況に置かれていることは変わらない。得失点差も「-42」と唯一の40点台で、崖っぷちに立たされていることは肝に銘じたいところ。残り試合はあと8試合。“試合数=勝ち点差が逆転可能”の定説に従うのであれば、今節の鹿島アントラーズ戦からよりシビアな戦いに突入する。
第29節のFC東京戦で負傷交代したセンターバックのDFガブリエウに加え、横浜FM戦ではボランチのMFアルトゥール・シルバが前半途中でピッチを退くアクシデントに見舞われた。大きなケガや痛みでなければいいが、1人でボールを奪いきれる選手なだけに、中盤の強度を考えれば痛手。中盤の構成を見直さなければいけないようだ。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
前節のセレッソ大阪戦はアウェイで2-1の逆転勝ち。首位の川崎フロンターレにショッキングな敗れ方をした直後の試合で勝ち点3を手にすることができた。チームの緊張感や集中力がつながったと言えるだろう。来季のACL出場権が与えられる3位の名古屋グランパスまで、勝ち点4差の6位に踏みとどまったこと。そして、何よりも川崎F戦後に再び持ち上げた気持ちの面で、この勝利は大きな意味があった。
戦いぶりに目を移しても、1失点を喫したものの、アグレッシブな守備をベースにほとんどの時間をC大阪陣内でプレー。そして、相馬直樹監督も早めの交代策を打つなど、采配に覚悟を示した。終盤戦を走り抜く下地は整っている。
【マイナス材料】
C大阪戦では守備面での成果が大きかった一方、攻撃面に目をやると不安に映った。最後の崩しの場面で連動できる人数は2人程度で、3人目の動きがつながってきていない。そのため、安定して得点を重ねていくことは難しいように感じる。
司令塔になっているMFディエゴ・ピトゥカのプレーそのものは悪くないが、ボールを預ける相手が限定的で、周囲が同じ絵を描きにくいという面があるのかもしれない。また、良い守備でボールを奪っても、そこから良い攻撃に出ていくことができないことが引っかかる。
リーグ戦も終盤を迎え、対戦相手もそれぞれの目標に向かって戦い方を選択してくる中、自分たちの攻撃の形を持てていないのは、残り試合全勝を目指しているチームにとっては不安要素に挙げられる。
文:totoONE編集部
■横浜FC ダービーマッチで大活躍を見せたブラジル人ストライカーに注目
【プラス材料】
前節の“横浜ダービー”では意地を見せた。優勝争いを繰り広げ、逆転でのリーグ制覇を狙う横浜F・マリノスも勝ち点3が欲しい中でアグレッシブに戦ってきたが、その勢いとパワーに屈することない戦いを披露。一時逆転を許すが、試合終了間際に追いつき勝ち点1を手に入れた。
その“横浜ダービー”で輝きを放ったのがFWサウロ・ミネイロ。チームを残留に導くために今夏加わったブラジル人ストライカーが2度目の先発起用で気を吐いた。連動した崩しから奪った先制点の場面では点取り屋らしく絶妙なポジションで待ち構え、土壇場で奪った同点ゴールの場面では嗅覚を発揮。2得点の爆発を見せた。
2試合連続完封負けが続くなど、攻撃力に課題があった中で2ゴールを奪えたことはポジティブである。攻撃陣には他のチームと比べても引けを取らない強烈な個を持ったタレントがいるだけに、そこまで運んでいく形を突き詰められれば光は見えてきそうだ。
【マイナス材料】
“横浜ダービー”で勝ち点1をもぎ取ったとはいえ、勝ちなしは「4」に伸び、残留圏との勝ち点差も「8」と厳しい状況に置かれていることは変わらない。得失点差も「-42」と唯一の40点台で、崖っぷちに立たされていることは肝に銘じたいところ。残り試合はあと8試合。“試合数=勝ち点差が逆転可能”の定説に従うのであれば、今節の鹿島アントラーズ戦からよりシビアな戦いに突入する。
第29節のFC東京戦で負傷交代したセンターバックのDFガブリエウに加え、横浜FM戦ではボランチのMFアルトゥール・シルバが前半途中でピッチを退くアクシデントに見舞われた。大きなケガや痛みでなければいいが、1人でボールを奪いきれる選手なだけに、中盤の強度を考えれば痛手。中盤の構成を見直さなければいけないようだ。
文:totoONE編集部
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