羽生結弦、メディア席巻の範囲が広すぎる!名門女性ファッション誌にスポーツ記者が寄稿の“奇跡”
羽生さんの存在が「全ての“常識”」を覆しているという(C)Getty Images
それは羽生結弦という他に比類無きアスリート、アーティストが対象だからこそ起こった“奇跡”と言えるでしょう。
9月28日に発売された講談社の女性ファッション誌「FRaU11月号」が、スポーツ記者の間で話題になっています。
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この号では6ページにわたって「深まる美」と銘打たれた羽生さんの特集が掲載されているのですが、その記事と写真を担当しているのがスポーツ新聞の記者とカメラマンだったからです。
スポーツ紙のデスクが解説します。
「我々の業界的には今までになかった画期的な“快挙”と言っていいでしょう。スポーツ紙の記者が雑誌に寄稿することはたまにありますが、『Number』といったスポーツ関連の雑誌や『文藝春秋』などの総合誌、週刊誌が主戦場でした。まさか有名女性ファッション誌に掲載されるとは…。本当に光栄なことだし、誇らしいです。まさかこんな日が来るとは(笑)」
プロ野球と競馬をメインに扱い、主な読者が中高年だったスポーツ新聞。いわば読者層が対極にある女性ファッション誌との“融合”は、なぜ起きたのでしょうか。
前述のデスクは言います。
「羽生結弦さんという、稀代のスーパースターがそのあたりの棲み分けをぶっ壊してしまったんですよ(笑)。世間の“新聞離れ”が進む中、我々の業界にも熱き想いを抱いて羽生さんの取材に取り組む記者やカメラマンがいた。すると、彼ら、彼女らのパッションをしっかりと受け止め、購読してくれるファンに出会えた。その大多数は我々がこれまで、どうしても取り込めなかった女性読者でした。たった一人の尊い存在が、全ての“常識”を覆してしまったんです」
羽生ファンの一人である40代の女性は言います。
「今回は『FRaU』編集部の見識の高さに驚きました。スポーツ報知記者の高木恵さんとカメラマンの矢口亨さんは、ファンの想いに寄り添った記事や写真が強い支持を集めているお二人。私たちファンは誰が書いたか、誰が撮ったか、そういった点もしっかり見ています。こういったコラボは大歓迎ですし、私達ファンのツボをしっかり捉えた企画だったと思います」
初の東京ドーム公演など、規格外のチャレンジで新しい時代を創ってきた羽生さん。メディア間の“壁”も乗り越えてしまうそのしなやかさには、さらなる注目が集まっていくことでしょう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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