F1アイフェルGP木曜会見(2):リカルド、古巣の窮状を心配も「レッドブルとルノーは協力してやっていけると思う」
2020年F1第11戦アイフェルGPの木曜日の記者会見では、ホンダのパワーユニットを走らせているドライバーたちに、ホンダが2021年限りでのF1活動の休止を発表したことに対する質問が相次いだ。ただし、ホンダに関する質問は、それ以外のドライバーにも行われた。そのうちのひとりが、ダニエル・リカルド(ルノー)だ。
現在、ルノードライバーのリカルドだが、2年前まではレッドブルに所属しており、そのときレッドブルが搭載していたパワーユニットがルノーだった。
レッドブルとルノーは2007年からパートナーを組み、2010年から2013年まで4連覇を達成した。しかし、2014年にF1にハイブリッドレギュレーション下でパワーユニットが導入されると、その性能を巡って両者の関係は悪化していった。
その真っ只中にいたのが2014年にトロロッソからレッドブルに移籍してきたリカルドだ。
しかし、レッドブルとルノーの関係は年々悪化し、ついに2018年限りで終焉を迎えることとなった。そして、その2018年限りでリカルドもレッドブルを離脱を決意。移籍したのがルノーだった。
ホンダのF1活動終了にともない、いまF1界ではレッドブル・ルノーの復活がささやかれている。すでにルノーのシリル・アビテブール(マネジングディレクター)は、要請があれば可能な限り応じたいと語っているが、過去の経緯から、両者が再びタッグを組むのは難しいのではないかと見る関係者も少なくない。かつてレッドブルにいて、現在ルノーを背負ってレースしているリカルドはどう見ているのか。
「僕はいまでもレッドブルの多くのスタッフと良い関係を続けている。だから、彼らが苦しんだり、困難な状況に直面するのを見ているのは正直、いい気持ちはしない。もちろん、レッドブルが今後、どうするのかは僕にはわからないし、決めるのは僕ではないけれど、レッドブルとルノーは協力してやっていけると思っている」
「確かに両者には感情的な対立があったけど、ビジネスはビジネス。それにそれはずいぶん前のことだ。時間は多くのことを癒す。たとえ数年前には目も合せないほど仲違いしていても、それが永遠に続くわけじゃない」
リカルドがレッドブルを離脱する理由のひとつに、レッドブルがホンダと契約したことがあった。リカルドは、レッドブルとホンダのコラボレーションに確信が持てなかったわけである。そして、その予測は的中。レッドブルとホンダの関係は3年で幕を閉じることとなった。だが、そのことに対して、リカルドは自分の決断が正しかったと言うつもりはないと語る。
「正直なところ、個人的には(ホンダの発表に対して)特別な思いはない。もちろん『やっぱり、僕の決断が正しかったじゃないか』と言い回るつもりもない。それよりも、レッドブルが良い解決策を見つけてくれること、そしてそれがうまくいって、今後も僕たちのライバルであり続けることを願っている」
リカルドはレッドブルなら、それが可能だと言う。
「これまで彼らが成し遂げてきたことを振り返れば、彼らが心配すべきことは何もないと思っている。彼らが今後も良いマシンを作っていければ、彼らにはまだチャンスがあるだろう」
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