FA戦線の目玉 西武・森にささやかれる「意中の球団」と「キーワード」
(C)Getty Images
西武・森友哉捕手(27)が今オフ、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権行使を検討しているという。
9日のCSファーストステージでソフトバンクに連敗して、今シーズンを終えた森はFA権に関して「とにかく今日も試合に勝てるよう、その一点に集中していました。(FAに関して)いま言えることはありません。この後、少し時間をおいて考えたいです」とコメント。
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森はお世話になった西武に愛着を感じる一方で、自身の他球団の評価を聞きたい意思を持っているとされる。
今オフ、FA戦線の目玉とされる森は球界屈指の「打てる捕手」としても知られる。13年ドラフト1位で西武に入団すると徐々に頭角を現し、19年は打率・329で史上4人目の「捕手での首位打者」、MVPを獲得と一気にブレイク。攻守でリーグ連覇に導くなど、チームでも扇の要として存在感を示してきた。
チームにとってもV奪回を目指す上で欠かせない人材として全力で慰留に動く構えだが、年も若く「強打の捕手」は貴重とあって、仮に宣言すれば争奪戦となることも予想される。
そんな中で森の「意中の球団」とささやかれる球団も浮上している。森の地元・大阪に本拠地を構えるオリックスだ。
「地縁があることに加え、いいピッチングスタッフがそろっていることも魅力だとか。捕手としてもさらなる成長を望んでいる森にとって、球界ナンバーワン投手といわれる山本やほかの投手陣とバッテリーを組めることもプラスに感じているようです」(球界関係者)
今や日本球界のエースともいわれるオリックス・山本由伸は今季も26試合に登板し、15勝5敗防御率1・68と無双ぶりを見せている。ほかにも左の宮城、中継ぎ陣では終盤に強さを発揮した宇田川、山崎颯、阿部など豊富な投手陣がそろっている。
さらにオリックスには中嶋監督もいる。オリックスの現役時代には強肩強打の捕手として知られ、現在は柔軟な発想で若い選手ともフランクに付き合い、「優勝監督」として実績を積み重ねてきている。
「森に関しては強打が注目されていますが、本人も捕手の仕事が8割と話すように捕手として成長したいという気持ちが強いようです。その意味では中嶋監督率いるオリックスというのも好印象かもしれません」(同)
今オフのFAは例年以上に活況とされ、多くの選手の移籍が予想されている。中でも注目株の森の動向には今後も引き続き、注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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