【名古屋vsC大阪プレビュー】堅い守りに定評のある2チームが対峙…前回対戦は名古屋が完封勝ちを収める
サッカーキング2020年10月10日(土)1時11分
[写真]=清原茂樹、J.LEAGUE
■名古屋グランパス 戦術面も環境面も対策は万全。ホームゲーム4連勝なるか
【プラス材料】
アウェイでの連敗を止め、強さを発揮できるホームへと帰ってきたことがまずは何よりの追い風だ。このところは勝っては負けてを繰り返してきたチームだが、現在3連勝中のホームゲームで今季3度目の連勝にチャレンジできる。
1週間の準備期間を取れたことで「しっかりと回復したうえで良い練習ができた」とマッシモ・フィッカデンティ監督も手応えを得ており、台風の接近が予想される環境面についての対策も万全だと胸を張る。
FW前田直輝も一時のコンディション不良から回復し、次戦以降は本来のドリブル突破などを惜しみなく見せる気概にあふれている。ともに堅守を誇る勝負強いチーム同士の対戦だけに、ここぞの場面での個の爆発は勝利に必要不可欠な要素。名古屋グランパスが誇るサイドアタッカーたちの才能に、注目したい一戦である。
【マイナス材料】
不安要素となるかは運次第というところもあるが、台風接近という悪環境になれば何が起こるか分からないのが怖くもある。
フィッカデンティ監督は強い雨風に対してはハイボールを避け、地上戦で勝負という考えを明かしているが、雨が強ければ逆にボールは止まり、空中戦にフォーカスする展開になることもあるだろう。ドリブルを封じられるピッチコンディションになれば自慢のドリブラーたちの足も止まる。
また、守備面でもDF丸山祐市とDF中谷進之介の2人は競り合いには滅法強いが、こうした不確定要素込みでの戦いでは集中力と冷静さのほうこそモノを言う。個のタレントにも見るべきものがあるセレッソ大阪を相手に、いかに冷静に粘り強く守備を維持できるかは見ものだ。
文:今井雄一朗
■セレッソ大阪 4試合連続失点の守備を立て直すことができれば勝機はある
【プラス材料】
セレッソ大阪はここまで31得点・23失点を記録。今回対戦する名古屋グランパスは31得点・20失点で、得失点数は互角の数字となっている。守備に重きを置いているチーム同士の戦いとなるため、1点が勝敗を分けるだろう。
ここ3試合で4得点と、攻撃陣の調子は悪くない。第19節のベガルタ仙台戦ではFWブルーノ・メンデスとMF清武弘嗣、前節の川崎フロンターレ戦ではMF奥埜博亮がゴールを挙げており、フィニッシャーとなる選手に得点が生まれているのは喜ばしい限りだ。
今季はアウェイゲームでの成績が良い。11試合を戦って8勝1分2敗の勝ち点「25」は川崎F、FC東京に続くリーグ3位の数字だ。アウェイでの2敗は上を行く川崎FとFC東京に喫したもの。上位に踏みとどまるためにも、敵地で勝ち点を積み上げたい。
【マイナス材料】
前節、川崎Fとの首位決戦に敗れたことで首位との勝ち点差が「14」に広がっている。また、勝ち点を積み上げられなかったため、FC東京に抜かれて3位に転落してしまった。リーグ優勝は厳しくなったと言わざるを得ない。
最近の4試合で1勝3敗と大きく負け越して足踏み状態が続いている。苦しい状況を打開するためにも、敵地で白星を奪いたい。また、川崎F戦では3失点を喫し、これで4試合連続失点となった(第17節の鹿島アントラーズ戦、第18節のFC東京戦、第19節の仙台戦はいずれも2失点)。守備の立て直しは急務となっている。
今節対戦する名古屋とのリーグ戦の通算対戦成績は、C大阪の13勝3分23敗と大きく負け越している。本拠地『ヤンマースタジアム長居』で戦った第4節も0-2と完敗を喫した。前回対戦のリベンジを果たしたいところだ。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
アウェイでの連敗を止め、強さを発揮できるホームへと帰ってきたことがまずは何よりの追い風だ。このところは勝っては負けてを繰り返してきたチームだが、現在3連勝中のホームゲームで今季3度目の連勝にチャレンジできる。
1週間の準備期間を取れたことで「しっかりと回復したうえで良い練習ができた」とマッシモ・フィッカデンティ監督も手応えを得ており、台風の接近が予想される環境面についての対策も万全だと胸を張る。
FW前田直輝も一時のコンディション不良から回復し、次戦以降は本来のドリブル突破などを惜しみなく見せる気概にあふれている。ともに堅守を誇る勝負強いチーム同士の対戦だけに、ここぞの場面での個の爆発は勝利に必要不可欠な要素。名古屋グランパスが誇るサイドアタッカーたちの才能に、注目したい一戦である。
【マイナス材料】
不安要素となるかは運次第というところもあるが、台風接近という悪環境になれば何が起こるか分からないのが怖くもある。
フィッカデンティ監督は強い雨風に対してはハイボールを避け、地上戦で勝負という考えを明かしているが、雨が強ければ逆にボールは止まり、空中戦にフォーカスする展開になることもあるだろう。ドリブルを封じられるピッチコンディションになれば自慢のドリブラーたちの足も止まる。
また、守備面でもDF丸山祐市とDF中谷進之介の2人は競り合いには滅法強いが、こうした不確定要素込みでの戦いでは集中力と冷静さのほうこそモノを言う。個のタレントにも見るべきものがあるセレッソ大阪を相手に、いかに冷静に粘り強く守備を維持できるかは見ものだ。
文:今井雄一朗
■セレッソ大阪 4試合連続失点の守備を立て直すことができれば勝機はある
【プラス材料】
セレッソ大阪はここまで31得点・23失点を記録。今回対戦する名古屋グランパスは31得点・20失点で、得失点数は互角の数字となっている。守備に重きを置いているチーム同士の戦いとなるため、1点が勝敗を分けるだろう。
ここ3試合で4得点と、攻撃陣の調子は悪くない。第19節のベガルタ仙台戦ではFWブルーノ・メンデスとMF清武弘嗣、前節の川崎フロンターレ戦ではMF奥埜博亮がゴールを挙げており、フィニッシャーとなる選手に得点が生まれているのは喜ばしい限りだ。
今季はアウェイゲームでの成績が良い。11試合を戦って8勝1分2敗の勝ち点「25」は川崎F、FC東京に続くリーグ3位の数字だ。アウェイでの2敗は上を行く川崎FとFC東京に喫したもの。上位に踏みとどまるためにも、敵地で勝ち点を積み上げたい。
【マイナス材料】
前節、川崎Fとの首位決戦に敗れたことで首位との勝ち点差が「14」に広がっている。また、勝ち点を積み上げられなかったため、FC東京に抜かれて3位に転落してしまった。リーグ優勝は厳しくなったと言わざるを得ない。
最近の4試合で1勝3敗と大きく負け越して足踏み状態が続いている。苦しい状況を打開するためにも、敵地で白星を奪いたい。また、川崎F戦では3失点を喫し、これで4試合連続失点となった(第17節の鹿島アントラーズ戦、第18節のFC東京戦、第19節の仙台戦はいずれも2失点)。守備の立て直しは急務となっている。
今節対戦する名古屋とのリーグ戦の通算対戦成績は、C大阪の13勝3分23敗と大きく負け越している。本拠地『ヤンマースタジアム長居』で戦った第4節も0-2と完敗を喫した。前回対戦のリベンジを果たしたいところだ。
文:totoONE編集部
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