【プレビュー】真価が問われるウルグアイ戦…注目はサイドの連携と“攻めのパス”
サッカーキング2018年10月15日(月)17時47分
16日にウルグアイ代表と対戦する [写真]=Getty Images
16日にキリンチャレンジカップでウルグアイ代表と対戦する日本代表。相手はFIFAランク5位の強豪で、勝利を収めることができれば大きな自信につながるだろう。ただ、「世代間の融合」を一つのテーマに掲げていることを考えれば、この試合では結果以上に内容にこだわってほしいところだ。
12日に行われたパナマ代表戦では、9月のコスタリカ代表戦でインパクトを残した南野拓実や、これがA代表デビュー戦となった19歳の冨安健洋ら若手組と、ロシアワールドカップを戦った原口元気、大迫勇也らが揃って先発。結果としては3-0の快勝を収めたものの、内容的には課題も多く残った。
「僕らが目指すのは親善試合に勝つことじゃなくて、本当に完成されたチームが出てくる大会で勝つこと。そのためにはもっと精度を上げていかないといけない」。パナマ戦でゴールマウスを守った権田修一がそう話したように、結果に満足することなく、中身を突き詰めていかなければならない。ましてや、ウルグアイほどのレベルの相手と対戦する機会はそう多くないわけで、このチャンスを逃してはいけない。
ウルグアイが12日の試合で韓国代表に敗れたことも、日本にとってはプラスに働きそうだ。いくらアウェイでの親善試合とはいえ、DFディエゴ・ゴディン(アトレティコ・マドリード)やMFルーカス・トレイラ(アーセナル)、FWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)といった主力を揃えたアジア遠征を2連敗で終えるわけにはいかない。16日は、本気のウルグアイが見られるだろう。その相手に対し、どれほどの内容のサッカーができるのか。森保ジャパンの真価が問われることになる。
先発メンバーはパナマ戦に出場しなかった選手が中心となることが予想され、GKは東口順昭、最終ラインは右から酒井宏樹、三浦弦太、吉田麻也、長友佑都、ボランチには柴崎岳と遠藤航が入り、前線は右に堂安律、左に中島翔哉、トップ下に南野拓実、最前線に大迫勇也が起用される見込みだ。
まず期待したいのはサイドからの崩し。パナマ戦ではサイドハーフに入った伊東純也と原口元気が斜めの動きや中央へのドリブルでスペースを空けたが、青山敏弘の浮き玉パスで室屋成がエリア右に抜け出した前半23分の決定機を除けば、そのスペースを有効活用できたシーンはあまり見られなかった。ウルグアイ相手にどれだけ主導権を握ることができるかはわからないが、経験豊富な酒井・長友の両サイドバックには積極的に攻撃参加し、若手組との連携でサイドを切り崩してもらいたい。
もう一つの注目ポイントは、ボランチでの出場が予想される柴崎が前線の選手をどう生かすかというところ。堂安、中島、南野は個の力に長け、いい状態でボールを持てば相手に脅威を与えることができる。「みんなが楽しくプレーできればいい試合になる」と話す中島らをいかに気持ちよくプレーさせられるか。W杯で世界に通用することを証明した柴崎の“攻めのパス”が鍵を握りそうだ。
試合は埼玉スタジアムにて10月16日19時35分キックオフ予定。森保ジャパンが真価を問われる強豪との戦いに挑む。
12日に行われたパナマ代表戦では、9月のコスタリカ代表戦でインパクトを残した南野拓実や、これがA代表デビュー戦となった19歳の冨安健洋ら若手組と、ロシアワールドカップを戦った原口元気、大迫勇也らが揃って先発。結果としては3-0の快勝を収めたものの、内容的には課題も多く残った。
「僕らが目指すのは親善試合に勝つことじゃなくて、本当に完成されたチームが出てくる大会で勝つこと。そのためにはもっと精度を上げていかないといけない」。パナマ戦でゴールマウスを守った権田修一がそう話したように、結果に満足することなく、中身を突き詰めていかなければならない。ましてや、ウルグアイほどのレベルの相手と対戦する機会はそう多くないわけで、このチャンスを逃してはいけない。
ウルグアイが12日の試合で韓国代表に敗れたことも、日本にとってはプラスに働きそうだ。いくらアウェイでの親善試合とはいえ、DFディエゴ・ゴディン(アトレティコ・マドリード)やMFルーカス・トレイラ(アーセナル)、FWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)といった主力を揃えたアジア遠征を2連敗で終えるわけにはいかない。16日は、本気のウルグアイが見られるだろう。その相手に対し、どれほどの内容のサッカーができるのか。森保ジャパンの真価が問われることになる。
先発メンバーはパナマ戦に出場しなかった選手が中心となることが予想され、GKは東口順昭、最終ラインは右から酒井宏樹、三浦弦太、吉田麻也、長友佑都、ボランチには柴崎岳と遠藤航が入り、前線は右に堂安律、左に中島翔哉、トップ下に南野拓実、最前線に大迫勇也が起用される見込みだ。
まず期待したいのはサイドからの崩し。パナマ戦ではサイドハーフに入った伊東純也と原口元気が斜めの動きや中央へのドリブルでスペースを空けたが、青山敏弘の浮き玉パスで室屋成がエリア右に抜け出した前半23分の決定機を除けば、そのスペースを有効活用できたシーンはあまり見られなかった。ウルグアイ相手にどれだけ主導権を握ることができるかはわからないが、経験豊富な酒井・長友の両サイドバックには積極的に攻撃参加し、若手組との連携でサイドを切り崩してもらいたい。
もう一つの注目ポイントは、ボランチでの出場が予想される柴崎が前線の選手をどう生かすかというところ。堂安、中島、南野は個の力に長け、いい状態でボールを持てば相手に脅威を与えることができる。「みんなが楽しくプレーできればいい試合になる」と話す中島らをいかに気持ちよくプレーさせられるか。W杯で世界に通用することを証明した柴崎の“攻めのパス”が鍵を握りそうだ。
試合は埼玉スタジアムにて10月16日19時35分キックオフ予定。森保ジャパンが真価を問われる強豪との戦いに挑む。
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