【あなたは何しに?】F1アメリカGPのパドックは開放的。サインツは古巣にご挨拶
F1シーズンを転戦していると、いろいろな人との出会いがある。そんな人たちに、「あなたは何しに、レースに来たのか?」を尋ねる連載企画。とても開放感のあるアメリカGPのパドックにはたくさんのゲストが来訪。今回はそのなかの数名を紹介しよう。
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アメリカは自由の国だからなのか、パドックの雰囲気もヨーロッパラウンドとは違って、とても開放的。マクラーレンのホスピを覗くと、ルイス・ハミルトンがゲストと一緒に記念撮影していた。
ハミルトンをマクラーレンのホスピに招待したのは、マクラーレンのオーナーのひとりで、ロン・デニスが去った現在のマクラーレンで事実上のトップであるマンスール・オジェだ。
オジェとハミルトンは、ハミルトンがマクラーレンにいた時代から仲が良く、今シーズンもたびたびスタート前にオジェがハミルトンのグリッドに激励に駆けつけていたほどだ。
そのマクラーレンのホスピには、マイケル・アンドレッティの姿も。現在インディで自らのチームを率いているアンドレッティ。今年のインディ500ではマクラーレンとパートナーを組み、フェルナンド・アロンソが参戦したことでも知られている。
ちなみにアンドレッティもアロンソが立ち上げたブランドの『KIMOA』のサングラスをつけていたが、アロンソの関係者によれば、「われわれからプレゼントしたものではない」という。
このアメリカGPからルノーに移籍したカルロス・サインツJr.が、木曜日にパドックに到着するなり、駆けつけた場所が古巣のトロロッソだった。日本GPまでレースエンジニアを務めていたマルコ・マターサと談笑していた。
そして、今年のアメリカGPには、こんな人も訪れていた。トム・ジェラードさんだ。ジェラードさんは鈴鹿サーキットでF1が初めて開催された87年からずっと通訳として活躍している名物スタッフだが、じつは本業は通訳ではなく、マーケティングコンサルタント。でも、どうしてオースティンに?
「じつは日本だけでなく、アメリカでもコンサルタントの仕事していて、いまはオースティンから100kmほど離れたサン・アントニオに住んでいて、せっかくだから訪問に来たんだ」とニッコリ。
かぶっている帽子の『NRA』とは、全米ライフル協会のことで、テキサス州はアメリカの中でも銃の保有率が高い。ただし、それは護身用ではなく、「猟だよ。この州では鹿を狩って、パーベキューにするんだ」とか。
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