FA戦線の目玉 西武・森 逆転残留の鍵を握る「陰のキーマン」とは
(C)Getty Images
活況とされたFA戦線に様々な動きが出てきている。阪神・岩崎、西武・外崎、広島・野間、西川がすでに残留を表明。
そんな中、注目を集めているのはFA戦線の目玉ともされる西武・森友哉捕手(27)の去就にもある。
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球界屈指の強打の捕手として知られる。2019年は打率・329、23本塁打、105打点をマーク。扇の要としてリーグ優勝を果たしたチームを攻守でけん引するとその年は首位打者に輝き、MVPも獲得した。
捕手というポジションは育成に時間がかかり、経験がものをいうポジション。年齢の若さもあり、森が宣言すれば巨人を筆頭に多くの球団が名乗りを挙げるとされる。
大阪出身ということで縁のあるオリックスも優勢と伝えられる中、西武に逆転残留の目はあるのか。
その点に関して、キーマンとされる人物がいる。
「同じ捕手のポジションで同期入団の岡田です。昨年岡田がFA権を取得した際には、森が『絶対ほかに行かないでくれ!』と熱烈に引き留めたことも知られています。今度は逆バージョン。岡田が森のFAでどういった役割を果たすかが注目を集めています」(放送関係者)
昨年、FA権を獲得、その後残留した西武・岡田雅利捕手(33)は13年の6位入団。同年1位入団の森とはルーキーイヤーから互いに切磋琢磨して、高めあってきた仲でもある。
森は昨年の契約更改の際に「兄貴分」である岡田の残留についてこう話している。
「よそのチームには行かせないぞって。シーズン中から『行かんといて』と話していた」と引き留めを行ったとした上で、残留が決まったことには「ありがたいなと思っています。ライバルでもあるんですけど、相談相手というか、すごい自分も頼りにしている存在の一人」と絶大なる信頼を寄せていた。
ここまで信頼を寄せる相手に本気の引き留めをされれば、気持ちがぐらつくことは想像できる。
優勢とされるオリックスは同じパ・リーグということもあり、DHが使えることで幅広い起用も可能。一方、正捕手固定に悩んでいる巨人が参戦すれば、一気にマネーゲームとなることも予想される。
権利を行使する場合は日本シリーズが終了した日の翌日から土、日、祭日をのぞく7日以内に行使の意思を球団に伝える必要がある。残留か、移籍か。息詰まる熱戦が繰り広げられている日本シリーズの裏で、選手たちも刻一刻と決断を迫られている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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