「アルボンは大事な時に最悪のレースをした」ポルトガルの不振で残留の望みは消えたと元F1ドライバー
元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、アレクサンダー・アルボンにとって2020年F1第12戦ポルトガルGPは最悪のレースであり、これがレッドブルのシート喪失を決定づけることになるかもしれないと考えている。
レッドブル首脳陣はアルボンを2021年にも起用するかどうかを検討中であり、今後数週間のうちに結論を出すという意向を示している。アルボンはレッドブルのシートを維持するために好結果を出し続けなければならないというプレッシャーにさらされているが、その課題を達成できているとはいえない。
レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーはポルトガルGP前に、アルボンがポルティマオとイモラでの2戦で高いパフォーマンスを発揮することが、彼のF1での将来において重要であるとほのめかしていた。
アルボンはアルガルベで予選6番手につけたが、日曜日のレースでは状況が悪化、ソフトタイヤでのスタートで順位を下げ、ファーストスティントで苦戦し、最終的に12位という結果に終わった。
「彼にとっては恐ろしいレースだった」とパーマーは『BBC Five Live』のChequered Flagポッドキャストにおいて語った。
「彼はソフトタイヤでのスタートでポジションを落とした。後方にミディアムタイヤを履いたマシンが多数あり、前方のミディアムを履いた(シャルル・)ルクレールやメルセデス2台がタイヤのウォームアップに苦しんでいたことからしても、ソフトタイヤを履いた彼は、ポジションを上げることができたはずだ」
「ところがアルボンはトップ10外に急激に順位を下げた。その後、オーバーテイクで順位を上げたか? それもなかった。彼はキミ・ライコネンの下の12位でフィニッシュしたのだ」
「ライコネンは一時5番手まで上がった。その後、ほとんどの中団勢に抜かれ、最終的にはセバスチャン・ベッテルにも前に出られて、ポイント圏外に脱落した」
「しかしアルボンはレース全体を通してほとんどの周回でライコネンより後ろを走っていた。予選で16番手だったアルファロメオの後ろで、攻撃することが全くできなかったのだ」
アルボンがイモラでのエミリア・ロマーニャGPで目覚ましい結果を出せない限り、彼のレッドブルでの時間は終わるかもしれないと、パーマーは考えている。
「非常に厳しいレースだった。彼はチームメイトに周回遅れにされた」とパーマーは付け加えた。
「プレッシャーがかかり、彼にとってはおそらく最悪の週末になった……。彼にとって、レッドブルに加入して以降、間違いなく最悪のレースだったと僕は思う。タイミングも悪い」
「彼には時間は残されていないと感じる。レッドブルがデータから、彼のフロアやマシンがダメージを受けていたり、他に彼の走行を妨げるような状況を見つけない限り、あのレースはアルボンにとどめを刺す一戦になるのではないだろうか」
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