メルセデスでの最後の走行を終えたデ・フリース、コース上で感謝の言葉「チャンスをくれてありがとう」/F1第20戦金曜
2022年F1メキシコGPの金曜、メルセデスのリザーブドライバー、ニック・デ・フリースはヤングドライバーのFP1起用規則に基づいて参加、ジョージ・ラッセルのマシンを走らせた。デ・フリースは2023年に向けてアルファタウリと契約を結んだため、メルセデスのマシンで走るのは、当面これが最後ということになる。
トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、今回のデ・フリースの走行について次のように語った。
「ハードタイヤのみを使ってテストアイテムを試す作業だったので、ニックの実力を披露するようなプログラムではなかったが、今回も彼は非常に堅実な仕事をしてくれた」
「我々チームで計画した彼の走行は、これで終了した。来年、彼がレースに出場する姿を見る日を楽しみにしている」
FP1の走行を終える際に、デ・フリースはコース上で無線を通してチームに「この機会を利用して、皆にありがとうと言いたい。この3年間のこと、チャンスをくれたこと、本当にありがとう」と語りかけ、チームからは、「ありがとう、ニック。いい仕事をしてくれた。君の今後の成功を祈っている」とのメッセージが届いた。
■ニック・デ・フリース(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=18番手(1分24秒582:ハードタイヤ/20周)
このセッション、そしてこのマシンで走ることを楽しんだ。FP1でいい仕事ができたと思う。今日は少し異なるプログラムで走り、来年に向けた開発に集中した。自分のパフォーマンスに満足している。F1の環境にどんどん慣れてきているんだ。
今回の走行が、メルセデスのために走る最後の時間になった。だからとても感慨深かったよ。それでも良い形で締めくくることができたし、これまで一緒に過ごしてきた時間が素晴らしいものだったので、満足している。
メルセデスがチャンスを与えてくれて、たくさんのことを学ぶことができ、チーム内で良い関係を築けたことに感謝している。今は、次のチャプターが楽しみだ。
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