スバル初のグローバル展開BEV『ソルテラ』が世界初公開。2022年年央までに各国で導入予定
スバルは11月11日、同社として初めてグローバル展開を行う新型BEV(Battery Electric Vehicle/電気自動車)『SOLTERRA(ソルテラ)』を世界初公開した。
ソルテラは、『笑顔をつくる会社』をありたい姿に掲げるスバルが、2019年9月に新たな業務資本提携を結んだトヨタ自動車と「もっといいクルマつくろう」を合言葉に、互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、両社のエンジニアが切磋琢磨しながら共同開発したクルマだ。
開発するにあたって目指されたのは、今後スバルが生み出すBEVの礎として、今、BEVに求められるさまざまな期待を上回り、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマをつくること。そして同時にスバルSUVとして、スバルに乗り慣れたユーザーにも『これは紛れもなくスバルだ』と感じてもらえるクルマであること。
ソルテラは、BEVならではの新しい価値や、スバルが長年にわたって培ってきた『安心と愉しさ』というスバルならではの価値を詰め込むことで、地球環境に配慮しながら、これまでのスバルのSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマに仕上げられている。
エクステリアは、シームレスな造形のヘキサゴングリルでBEVらしいエネルギー効率の良さを表現し、グリルから始まる水平軸が通ったボディ、そして内側から張り出したダイナミックなフェンダーがSUVらしい力強さを主張する。
インテリアでは、高さを抑えたインパネ造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したスバル初採用となるトップマウントメーターで開放的な空間を実現。
シャシーでは、高い評価を受けている“スバル・グローバル・プラットフォーム”で培った知見を活かし、BEV専用プラットフォームとして、トヨタと『e-Subaru Global Platform(e-スバル・グローバル・プラットフォーム)』を共同開発し、操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応するスバルらしい質感の高い走りを実現したという。
またBEVならではの構造として、車体下部に大容量バッテリーを搭載し、そのバッテリーを骨格の一部としても活用することで低い重心高と、高いボディ強度・剛性を実現している。
そして走行性能でも、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用することで、スバルが長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターだから可能となった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った走りを披露してくれるとのことだ。
そのほかにも、従来のスバルSUVモデルと同様に悪路での安心感を高める“X-MODE”を採用するほか、ボディ各部位の骨格形状の工夫や材料強度の最適化により、軽量化と高い衝突安全性能を両立しているソルテラ。
このスバルの新型BEVは、2022年の年央までに日本、米国、カナダ、欧州、中国などの各国で導入が開始される予定だ。車両についての詳細はスバルオフィシャルWebサイト内のソルテラ特設ページ(https://www.subaru.jp/solterra/solterra/)まで。
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