M.マルケス、ヘルメットには『感謝』の文字。ホンダでの最終レースは「感情のコントロールが困難になるだろう」/第20戦バレンシアGP
11月23日、2023年のMotoGP最終戦バレンシアGPを前に、マルク・マルケスが木曜日の会見に出席して、レプソル・ホンダ・チームでの最後のレースについて語った。また、週明けの火曜日にはドゥカティのマシンでテストに参加するが、それについては言及を避けた。
MotoGPクラスに昇格した初年度から11年間をレプソル・ホンダ・チームで過ごしたマルケスは、6度のタイトルを獲得。2020年から右腕の骨折とマシン開発の遅れなどで上位を走れず、2024年からグレシーニ・レーシングMotoGPに移籍することを決めた。
「もちろん、特別な週末だし、感情をコントロールしてコースに集中するのはとても困難な週末になるだろう。ホンダでの最後のレースになるとは言いたくないし、(今後のことは)誰にもわからないから。でも、これがひとつの時代の終わりで、11年間で6回のワールドチャンピオンを獲得できたことは素晴らしいことだった」とマルケス。
「でも今週末はトラックの上で楽しみたいし、すべての瞬間を楽しみたいのは事実だ。来年、他のグループと仕事をすることは想像しにくいだろう。でも、最終的には自分で決めたことだし、それが僕のやりたいことなんだ。彼らは僕の友人だし、素晴らしい関係を築いているから、すべてを楽しんでいるけど、良い形でシーズンを終えられることを楽しみにしている」
レプソル・ホンダ・チームで過ごしたベスト3の瞬間を聞かれると、「僕なら6つを選ぶ。6回のワールドチャンピオンだね。(最終戦のために用意したスペシャル)ヘルメットに貼ってある写真だ。最後はもてぎでの表彰台だ。僕にとってはすごく特別なものなんだ」と答えた。
バレンシアGPでは、スペシャルヘルメットを用意したマルケス。HRCライダーとしての最高の瞬間の写真と、後ろには「11seasons 6world championship always together」の文字、そして上部には大きく「感謝」の文字が刻まれた。
「最高の瞬間は、MotoGPに参戦した最初の年にタイトルを獲得した2013年だ。ドカンと爆発した。すべてがそこから始まったし、素晴らしかった。もちろん、僕は超ラッキーで、たくさんのいい瞬間があったから、ひとつだけを選ぶことはできないよ」
「(この週末については)わからない。好きなサーキットだし、好きなレイアウトだけど、レースでは苦戦しているから、金曜日にどうなっているか、週末にどうなっているかだね。もちろん、クレイジーなことはできないけれど、現実的になる必要があり、これまでのレースでやってきたようにベストを尽くす必要がある。でも最初の目標は、週末をみんなで楽しむことだよ」
また、ドゥカティから挑戦することについて質問されたが、レースが終わるまでレプソル・ホンダ・チームで最善を尽くすことしか考えていないマルケスは、この質問については多く回答しなかった。
「申し訳ないが、それについては話さない。特にホンダとチームを大いに尊敬しているし、バレンシアの最終ラップまで全力を尽くすつもりだから、今週末に集中して、月曜日からは来年のチームと仕事を始めるよ」
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