フェラーリF1、大手スポンサーを失う。サンタンデール銀行がF1からの撤退を発表

AUTOSPORT web2017年11月30日(木)14時15分

 長年F1、そしてフェラーリのスポンサーを務めてきたスペインの金融機関サンタンデールが、フェラーリとの商業的パートナーシップの終了とF1からの撤退を正式に発表した。


 サンタンデール銀行がフェラーリとの契約を更新しない見込みであるという報道が最近なされていたが、29日、サンタンデールがそれを正式に認めた。


 スペイン出身のフェルナンド・アロンソをサポートする形で、サンタンデールは2007年に彼が加入したマクラーレンと契約。アロンソがフェラーリに移籍すると、2010年から同チームのスポンサー活動も始めた。しかし2018年に向け、サンタンデールは推定3500万ポンド(約53億円)に相当するスポンサー契約の延長を辞退したという。


 サンタンデールは過去にいくつかのグランプリのタイトルスポンサーを務めるなど、フェラーリ以外でもF1にかかわってきた。しかしそういったF1活動全体を今後は行わないことを決めた。

サンタンデール銀行会長を務めた故エミリオ・ボティン氏はフェルナンド・アロンソを長年支援した

 今週水曜、サンタンデールはUEFAチャンピオンズリーグとの3年間のパートナーシップ締結を発表、その際に今後フェラーリやF1への関与はなくなると正式に明らかにした。


「サンタンデールは、この8シーズン、F1レーシングチームのスクーデリア・フェラーリをサポートし、成功を収めてきたが、そのスポンサーシップを今年末をもって終了する」と声明には記されている。


「過去11年間にわたり世界中でサンタンデールのブランド認知度向上に貢献してきた、F1との企業スポンサー契約も完了する」


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