横浜FC、ブラジル2部所属FW獲得で合意「数日以内に契約」移籍金発生も
J1昇格を果たした横浜FCは、ブラジル2部ロンドリーナECで今季までプレーしていたブラジル人FWカプリーニ(25)の獲得を決めたようだ。29日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
同選手は身長167cmで左利きのウインガー。ECジュベントゥージやECバイーアのBチームなどブラジル国内の複数クラブでプレーすると、昨年5月にECジュベントゥージを退団してロンドリーナECへ移籍。ロンドリーナEC加入1年目はレギュラー定着に至らなかったが、今季はリーグ戦ほぼ全試合に先発出場。4ゴール5アシストと結果を残していた。
そんなカプリーニの去就については、横浜FC移籍の可能性をブラジル国内のラジオ局『Paiquere 91.7』が先月末に報道。くわえて選手本人は今月中旬に『グローボ』のインタビューで今冬移籍を明言。『グローボ』は同選手のもとにブラジル国内クラブやJリーグクラブからオファーが届いていると伝えていた。
すると29日になって「カプリーニが横浜FC加入で合意した。今後数日以内にサインを交わす」と報道。ロンドリーナECと同選手の契約期間は来年5月までであるため移籍金が発生するが、移籍金額については明らかになっていないという。
なおカプリーニと同じく、今季限りでロンドリーナECを退団するブラジル人FWドウグラス・コウチーニョ(28)は、川崎フロンターレやサウジアラビア1部アル・シャバブ・リヤドなど複数クラブからのオファー提示が報じられている。
そのコウチーニョは今月はじめに「僕は今年はじめから多くの試合でプレーして、チームのために戦ってきた。給料の支払いが遅れる中で、一生懸命頑張ったんだ。ただ、こんな状況だとプレーするのは厳しいし、(ブラジル1部昇格の可能性が消滅した)クラブの状況を踏まえると、なおさら難しいよ」と給与未払いの実態を告白。ロンドリーナEC所属選手に対する給与支払いは3カ月近くも遅延していたとみられている。
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