【尼崎ボート G3サッポロビールカップ】片橋幸貴 荒れ水面ならV確率アップ

スポーツニッポン2024年11月30日(土)18時45分

 ボートレース尼崎のG3「サッポロビールカップ」は5日目が終了した。

 準優勝戦10Rの1周2マーク、先行する別府正幸のターンミスはあったにせよ、片橋幸貴(36=滋賀)はこん身のハンドルを入れて見事な逆転差し。1着通過で優勝戦に乗ってきた。手にした1号機はG1ダイヤモンドカップ(10~15日)で松井繁が大整備を施したエンジン。乗る前には不安もあったが、乗りやすさという部分では手応えがあったという。

 「準優もノーハンマーのまま。松井さんが整備した後に僕がどうのこうのはできないですよ。足自体はちょっと微妙な感じはあるけど、乗り心地に関しては100点満点。これがあるので十分に戦えます」

 今節は安定板装着の日もあるなど、荒れ水面が続いていたことも片橋にとっては好都合だったか。今年7月21日には江戸川G2モーターボート大賞で優勝。「江戸川は地元と思っているぐらいです」とジョークも飛び出すほど波巧者でもある。

 意外にもセンタープールでは初の優勝戦進出となるが「尼崎は水神祭を挙げた水面だし(2012年12月17日のG3新鋭リーグ第7戦)、何なら大学も尼崎(産業技術短期大学)だったんで、思い入れは強いんですよ」と苦手意識など全くなく、むしろいいイメージを持つ。荒れ水面ならV確率は跳ね上がるぞ。

 3号艇発進のファイナル、大いに注目しよう。

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