プロスト、2018年シーズンはルノーF1がカスタマーチームに苦戦すると予想
ルノーF1チームのアドバイザーを務めるアラン・プロストは、来シーズンはルノーがパワーユニットを供給するライバルチームに対して苦戦するかもしれないと懸念している。
ルノーは現在、ワークスチームとしてF1に参戦しながらレッドブルへのエンジン供給も行っている。また、2017年シーズン末でトロロッソへのF1エンジン供給契約が終了しており、来シーズンはマクラーレンもルノーのカスタマーとなる。
4度のF1チャンピオン獲得経験を持つプロストはドイツのAuto Motor und Sportの取材に対し、以下のように語っている。
「我々ファクトリーチームは、定評あるふたつのチームと争うことになる」
「両チームともトップクラスのドライバーを抱えている。むしろ最高レベルのドライバーと言うべきかもしれない。理論上はレッドブルとマクラーレンには勝てない」
ルノーは、2011年末にワークスチームを売却したが、その後もレッドブルとウイリアムズへのエンジン供給は続けてきた。2016年には経営難に陥っていたロータスF1チームを買収し、再びワークスチームとしてF1に復帰している。
復帰以降、ルノーは停滞していたエンストンの機能を着実に立て直してきた。今シーズン、チームはコンストラクターズ選手権で前年からポジションを3つ上げ、トロロッソ、ハース、マクラーレン・ホンダよりも上位の6位に浮上した。
ルノーはF1で長年活動してきており、すぐにまた撤退することはないとプロストは強調した。
「ルノーとして立て直しを進めている組織全体は、これまでにも存在したものだ。我々には長期間にわたって戦う意志があり、したがってチームとしては毎年進化を続けることが重要だと考えている」
「結局のところ、もし優勝したければ他のチームをすべて破らなければならない。カスタマーチームと比較することで、トップチームに近づくための経験を積み上げることができるのだ」
「来シーズン、我々はより強いチームになる。私にとってプレッシャーは、例えそれが困難を伴うとしてもポジティブなものだ」
2018年には元FIA技術責任者のマルチン・ブコウスキーが加入することで、ルノーのオペレーションはさらに底上げされる。
チームはブコウスキーの就任を2018年4月まで延期することに同意した。ブコウスキーがF1の統括組織出身であり、機密情報がルノーに渡るのではないかと他チームが危惧したためだ。
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