「イノウエのことは忘れるべきだ」かつての対抗王者カシメロに母国識者が助言 井上尚弥の“眼中になし”「もう頭の中にないだろう」
(C)Getty Images
世界注目のビッグマッチが直前に迫る中、かつての対抗王者には、母国識者からも厳しい目が向けられている。
12月13日、東京・有明アリーナで行なわれるボクシングWBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥 vs WBO同級王者ポール・バトラー(英国)の4団体統一戦。待ちに待った大一番となるが、前WBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)にとっては、複雑な思いを抱かざるを得ない一戦だ。
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昨年12月に実施予定だったバトラーとの防衛戦では、ウイルス性胃腸炎のため前日計量を欠席し、試合中止となったカシメロ。今年4月に再設定された同カードでは、減量時のサウナ使用で出場停止処分となり、これが英国内の規約違反に該当したため、またも試合がキャンセルに。その後、WBOから王座を剥奪されていた。
今月3日には、スーパーバンタム級10回戦でWBO同級8位の赤穂亮(横浜光)と対戦したが、ここでまたしてもカシメロは、ボクシング界に物議を醸してしまう。2ラウンド途中、カシメロの打撃が赤穂の後頭部にヒットし、試合は中断。そのダメージが回復せず、まさかのノーコンテスト(無効試合)となったのだ。
フィリピンの放送局『GMAネットワーク』が掲載した記事によると、こうした状況を踏まえたボクシング解説員のエド・トレンティーノ氏は、存在感を失いつつあるカシメロについて、「次がイノウエということは、まずないだろう」と指摘。その上で、「彼は、自身のキャリアにつきまとう疑問にまだ答えていない」と苦言を呈している。
さらに、「彼(カシメロ)は集中し続け、リングに戻らなければならない」と見解を述べると、「イノウエのことは忘れ、昔のカシメロを取り戻すのに集中すべきだ」とピシャリ。「イノウエのことを考えるのは、その後だ」と続け、「イノウエの頭の中には、もうカシメロはいないだろう」とも話していた。
こうしてカシメロが立ち止まっている一方、井上はバトラー戦でも圧倒的な優勢が予想されている。かなり対照的な立場となっている二人だが、果たして今後は、どのような展開が見られるだろうか。まずは、井上の日本人初となる4団体統一に期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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