名古屋・川崎に在籍。シミッチにサントス退団報道。ピトゥカも流出か
かつて名古屋グランパスや川崎フロンターレに在籍していたブラジル人MFジョアン・シミッチは、MFディエゴ・ピトゥカ(元鹿島アントラーズ)とともに、ブラジル2部サントスの1部昇格に貢献も、去就不透明である模様。複数クラブからのオファーが報じられている。
現在31歳の同選手は、2019年から2シーズンにわたり名古屋でプレーしたほか、2021年から川崎に在籍。2023シーズンにリーグ戦30試合の出場も、同シーズン終了後にサントスへ移籍。5年間におよぶ日本での生活に終止符を打っていた。
サントスと単年契約を結んでいたシミッチだが、シーズン序盤のパフォーマンスをクラブ幹部が高く評価。2024年5月には、2025シーズン終了後までの契約延長で合意。2024シーズンのブラジル2部リーグで33試合に出場したが、終盤に負傷による戦線離脱を余儀なくされていた。
そんなシミッチの去就を巡って、ブラジルメディア『UOL』は12月15日に「ブラジル国内や中東の複数クラブからオファーが届いている。条件面の良いクラブへ移籍する可能性がある」とリポート。Jリーグ復帰の可能性には触れていないが、水面下ではすでに争奪戦が繰り広げられているという。
一方、サントスはV・ファーレン長崎から引き抜いたファビオ・カリーレ監督を、2024シーズン終了後に解任。解任に伴い、違約金260万レアル(約7000万円)、優勝賞金150万レアル(約4000万円)を支払う義務が発生したと報じられるなど、同クラブの財政状況には余裕がないという。
なおシミッチのチームメイトであるピトゥカの去就については、ブラジル人ジャーナリストのリカルジーニョ氏は11月末にJリーグ復帰の可能性を報道。ブラジルの移籍市場に詳しいワグネル記者も、12月6日に「ピトゥカの移籍先候補にはブラジルの他に日本、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)が挙がってくるが、コストは非常に高い」と、海外移籍の可能性に言及している。
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