【船橋競馬】森泰斗が引退セレモニー「ドラクエばかりやってます。ジャンクなもの食べて…大丈夫かな」

スポーツ報知2024年12月16日(月)22時11分

ファンから寄せられた寄せ書きを抱え笑顔の森泰斗

 船橋競馬場で16日、第11R終了後にウイナーズサークルで、森泰斗騎手(43)=千葉県騎手会=の引退セレモニーが行われた。11月29日の騎乗を最後に騎手生活にピリオドを打った森騎手は、胴・青、緑ダイヤモンド、袖・青の自身の勝負服姿でセレモニーに登場した。

 この日に向け、自身のXでファンに「何を着ていけばいいか」という投票を行い、スーツ姿などを抑え、1位となった勝負服姿だったが、「ネット界隈ではタイツと呼ばれているらしいので、全身タイツで来ようかとも思いましたが」とジョークを飛ばす一幕も。

 引退レースから2週間がたち、「のんびり過ごしています。ゲームばっかりやってます。ドラゴンクエスト3が出たので…。そればかりやってます」。現役時代は、野菜中心で、肉は赤身や白身魚を選択していた食生活から「ラーメンをめっちゃ食べてますね。でも、太れない。マックも食べましたし、ジャンクなものだらけかもしれない。大丈夫かな」と笑顔をみせた。

 とはいえ、「マインドは全然変化しなくて、まだ、寝て起きたら競馬行かなきゃと思ったりしますし。体重も変わってないので乗ろうと思えば乗れてしまうので」と現状を吐露。「競馬の結果が気になってソワソワしてしまうので、あまり見ないようにして、競馬をデトックスしている感じです」と話した。

 今後については「僕自身、引退レースの日よりも、きょうは胸に来るものがありました。まだどんな形になるかはわかりませんが、競馬を通してどこかでお会いできる時が来ると思います。また会いたいです」とあいさつ。来年1月の調教師試験の願書は提出しており、受験に向けて現在は準備中だ。

 セレモニーには、サプライズゲストとして足利競馬時代の兄弟子の高橋和宏元騎手が登場したほか、同期の戸崎圭太騎手も駆けつけ、「森泰斗と同期なんですけれども、67期の代表として泰斗におつかれさまということで来ました。活躍して競馬を盛り上げてきた1人だと思いますし、今後も楽しみにしていますし、これからも森泰斗らしく生きていってくれればいいなと思います」とねぎらっていた。

 同騎手は1998年4月18日に宇都宮競馬でデビュー。2005年に宇都宮が廃止となり現在の船橋競馬へ移籍した。地方通算2万8333戦4448勝。重賞は2017年東京ダービー(ヒガシウィルウィン)をはじめ71勝。南関東をリーディング8度、地方競馬全国リーディングを5度獲得した。

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