DTM:ルーカス・アウアーがBMWと契約。エリクソン離脱決定もあとひとりは今後発表へ
BMWモータースポーツは12月18日、DTMドイツ・ツーリングカー選手権のBMW M4 DTMのドライバーとして、2019年に全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦していたルーカス・アウアーと契約したと発表した。一方、2019年のドライバーのうちジョエル・エリクソンの離脱も同時に発表されている。BMW陣営では残りひとりのドライバーが未定で、今後発表されるという。
2019年はB-Max Racing with motoparkからスーパーフォーミュラに参戦し、日本でのキャリアを進めていたと思われていたアウアーが、ふたたびDTMに戻ることになった。DTMを運営するITR e.Vのゲルハルト・ベルガー代表を叔父にもつアウアーは、2015年にメルセデスからDTMにデビューし、これまでに4勝と10回の表彰台を獲得。2019年は日本で活動し、2020年に向けてはニッサンからスーパーGT GT500クラスにも参戦するべくテストにも参加した噂もあったが、急転直下BMWと契約を結んだ。
「DTMにおかえり、ルーカス・アウアー」と語るのは、BMWモータースポーツ代表のイェンス・マルカルト。
「彼をDTMに迎え入れるだけではなく、BMWに迎えることができ非常に喜ばしく思っている。これまでのDTMでのキャリアで、ルーカスは自分の才能を証明した。ドライバーとしての大きな可能性だけではなく、彼のフレンドリーな性格が我々にマッチすると信じているよ」
また、ふたたびDTMに戻ることになったアウアーは「BMWからDTMに戻ることになり、とても興奮しているよ」と語った。
「これまでのキャリアの間、何度かBMWとは連絡を取りあってきたが、今回はじめて仕事をともにすることになった。もう今から、初めてBMW M4 DTMに乗る日をカウントしているよ」
「僕は2019年、日本で個人的に大きな一歩を踏み出すことができた。重要なのはふたたびDTMに素早く適応することだけれど、そこはあまり心配していない」
BMWモータースポーツはまた、アウアーの契約とともにマルコ・ウィットマン、フィリップ・エング、ティモ・グロック、シェルドン・ファン・デル・リンデが2020年もBMWに残留し、DTMに参戦すると発表した。一方、2019年のラインアップからは、すでにIMSA参戦が発表されたブルーノ・シュペングラーに加え、ジョエル・エリクソンが外れることに。りこれで5人のドライバーが決した。あとひとりについては、後日発表されるとしている。
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